2026年6月14日、阪神競馬場・芝2200mで第67回宝塚記念(GⅠ)が行われました。 レース直前に降り出したゲリラ豪雨で馬場が「良」から「重」へ急変するという波乱の幕開け。そんな荒れた舞台を制したのは、昨年の覇者メイショウタバル(武豊騎手)でした。
春のグランプリを連覇したのは史上3頭目という快挙。この記事では、レースの展開・勝因・人気馬の敗因を、私なりにじっくり振り返っていきます。
レース結果(上位5頭)
| 着順 | 馬名 | 騎手 |
|---|---|---|
| 1着 | メイショウタバル | 武豊 |
| 2着 | クロワデュノール | 北村友一 |
| 3着 | ダノンデサイル | 戸崎圭太 |
| 4着 | コスモキュランダ | 横山武史 |
| 5着 | タガノデュード | 高杉吏麒 |
- 勝ちタイム:2分12秒1(重馬場)
| 単勝 | 16 | 390円 | 2人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 16 5 1 | 140円 120円 170円 | 2人気 1人気 3人気 |
| 枠連 | 3–8 | 380円 | 1人気 |
| 馬連 | 5–16 | 620円 | 1人気 |
| ワイド | 5–16 1–16 1–5 | 260円 490円 290円 | 1人気 5人気 2人気 |
| 馬単 | 16→5 | 1,360円 | 4人気 |
| 3連複 | 1–5–16 | 1,230円 | 1人気 |
| 3連単 | 16→5→1 | 6,040円 | 11人気 |
※着順・払戻金などのデータは必ずJRA公式発表の確定情報をご確認ください。
レースの振り返り
スタート〜道中
スタート後は各馬とも無理に主張せず、自然とハナに立ったのはコスモキュランダ。メイショウタバルは無理なく2番手を確保し、1番人気の クロワデュノール は好位5番手あたりでレースを進めました。
逃げたコスモキュランダがペースを落とすことなくレースを運んだため、前半はミドルペースで推移。各馬とも折り合いに専念し、道中は大きな隊列の変化がないままレースは進みました。
(3コーナー付近で マイユニバースが急性心不全を発症。後退して競走を中止するアクシデントがありました。)
勝負どころ(4コーナー)
4コーナーで武豊騎手が早めに動き、先頭のコスモキュランダに並びかけていきます。クロワデュノールはメイショウタバルの真後ろで手応え良く追走し、射程圏で直線を迎えました。
直線
直線入口で先頭に立つと、あとは後続の追撃をしのぐ展開。クロワデュノールが懸命に差を詰めてきましたが、メイショウタバルは最後までしぶとく粘り込み、先頭でゴール。重馬場を味方にし、宝塚記念連覇を達成しました。
勝因 ―「強さ」と「強運」と「ジョッキーの好騎乗」
メイショウタバル連覇のポイントは大きく3つだと思います。
- 重馬場への高い適性 重賞勝利のいずれも稍重か重馬場(毎日杯・神戸新聞杯・宝塚記念)
- 2番手から早めの追い出し 逃げ一辺倒ではなく、番手から早めに動く競馬。この好判断が結果的にクロワデュノールの猛追を凌いだ。
- そして“強運” 発走直前のゲリラ豪雨という、まさかの展開。ネット上では「豪雨を引き寄せて神風にした」「神様まで味方した」と話題になり、レース後にはトレンド1位を獲得しました。
武豊騎手はレース後、「天国の松本会長が降らせてくれたのかな」と、亡きオーナーへの想いを語っています。実力に強運が重なった、記憶に残る一戦でした。
人気馬の敗因
2着:クロワデュノール(1番人気)
直線ではしっかりと脚を伸ばして2着を確保。前で馬場を味方につけたメイショウタバルを最後まで追い詰めたものの、あと一歩及ばなかった。ただ、決して万全とは言えない状態のなかでも高い能力を示しており、改めて地力の高さを感じさせる「負けて強し」の内容だった。
3着:ダノンデサイル(3番人気)
前の2頭には差をつけられたものの、しっかりと3着を確保。これでG1では4戦連続の3着となった。道中は中団の内で脚を溜め、直線ではスムーズに外へ持ち出して追い上げたが、上位2頭との差を詰めるまでには至らなかった。
7着:レガレイラ(5番人気)
スタートを決めてスムーズに中団でレースを進めましたが、直線では伸びを欠いて7着。約半年ぶりの実戦に加え、重馬場も影響した印象で、本来の力を発揮しきれなかったように感じました。
9着:ミュージアムマイル(4番人気)
道中はクロワデュノールを見る形で前めのインにつけたが、直線では思うような伸びが見られず9着。重馬場に加え、有馬記念以来となる約半年ぶりの実戦も響いた印象で、本来のパフォーマンスを発揮できなかった。
注目!武豊騎手が凱旋門賞を表明
レース後、武豊騎手は「胸を張ってフランスに行けます!」と、秋の凱旋門賞挑戦を明言しました。 重馬場を克服する力は、まさに洋芝・タフな馬場が舞台の凱旋門賞向き。日本馬の悲願達成へ、今から楽しみです。
まとめ
クロワデュノールの春古馬3冠達成はなりませんでしたが、今年の宝塚記念はメイショウタバルが連覇を達成する結果となりました。改めて勝負事には実力だけでなく運も必要だと感じさせられるレースでした。
メイショウタバルは展開や馬場を味方につけ、さらに武豊騎手の見事な判断と騎乗も光り、見事な連覇を達成。一方のクロワデュノールも自分の競馬に徹し、勝ったメイショウタバルを射程圏に入れた状態で直線へ向きました。しかし、メイショウタバルがしぶとく二枚腰を発揮し、最後はクビ差届かずの2着でした。
それでも大阪杯、天皇賞・春、そして宝塚記念という厳しいローテーションのなかでこれだけのパフォーマンスを見せたのは、さすがの一言。結果は敗れたものの「負けて強し」の内容だったと思います。
勝ったメイショウタバル、惜しくも敗れたクロワデュノール、どちらも強さを示した見応え十分の好レースでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
最後に私事ではありますが、1年以上続けてきた当ブログを今回をもちまして休止することにしました。
またいつか更新を再開するかもしれません。その際は、ぜひまた見に来ていただけると嬉しいです。
これまで記事を読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。


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