阪神競馬場で行われたセントウルステークス(GⅡ・芝1200m)のレース回顧
レース結果
| 着 順 | 枠 番 | 馬 番 | 馬名 | タイム(上がり3F) 差 | オッズ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 4 | 7 | カンチェンジュンガ 牡5 496kg(+12) 川田 57.0kg 栗東・庄野 | 1:07.4 (33.1) | 19.4倍 (8人気) |
| 2着 | 2 | 3 | ママコチャ 牝6 498kg(+6) 岩田望 56.0kg 栗東・池江 | 1:07.5 (34.1) 3/4 | 3.2倍 (2人気) |
| 3着 | 7 | 14 | トウシンマカオ 牡6 472kg(-14) 横山武 58.0kg 美浦・高柳瑞 | 1:07.5 (33.5) クビ | 2.5倍 (1人気) |
払い戻し
| 単勝 | 7 | 1,940円 | 8人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 7 3 14 | 370円 120円 130円 | 9人気 2人気 1人気 |
| 枠連 | 2ー4 | 2,950円 | 12人気 |
| 馬連 | 3ー7 | 3,010円 | 13人気 |
| ワイド | 3ー7 7ー14 3ー14 | 870円 900円 200円 | 13人気 15人気 1人気 |
| 馬単 | 7→3 | 7,830円 | 27人気 |
| 3連複 | 3ー7ー14 | 2,120円 | 6人気 |
| 3連単 | 7→3→14 | 24,560円 | 62人気 |
レース展開
スタート直後、カルチャーデイがブリンカー効果もあってダッシュ良く飛び出し、外枠からそのままハナを奪う展開に。2番手にテイエムスパーダ、その直後にママコチャが続き、1番人気のトウシンマカオは中団外目からの競馬。最終的に勝ち馬となるカンチェンジュンガは後方インで脚を溜めた。
レースは流れが速く、ハイペースの展開。3コーナー手前ではヨシノイースターが馬群の中で窮屈になるシーンも見られた。
直線に向くと、残り200m過ぎてからママコチャが先頭に。押し切りを図ったが、後方内で脚を溜めて直線外に出したカンチェンジュンガが鋭く伸びて3/4馬身差で差し切った。2着には粘ったママコチャ、さらにその外から伸びてきたトウシンマカオがクビ差の3着に入った。
中山競馬場で行われた紫苑S(GⅢ・芝2000m)のレース回顧
2025年9月7日、阪神競馬場で行われたセントウルステークス(GⅡ・芝1200m)。
スプリンターズステークスの前哨戦として例年注目を集めるこの一戦ですが、今年も短距離界の実力馬が揃いました。
レール結果
| 着 順 | 枠 番 | 馬 番 | 馬名 | タイム(上がり) 着差 | オッズ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 5 | 7 | ケリフレッドアスク 牝3 456kg(+4) 西塚 55.0 栗東・藤原 | 1:59.1 (34.0) | 24.9倍 (7人気) |
| 2着 | 4 | 5 | ジョスラン 牝3 470kg(+6) ルメール55.0 美浦・鹿戸 | 1:59.1 (33.6) クビ | 4.8倍 (2人気) |
| 3着 | 6 | 9 | ダノンフェアレディ 牝3 482kg(+10) 戸崎圭 55.0 栗東・橋口 | 1:59.3 (33.8) 1馬身 | 6.2倍 (4人気) |
払い戻し
| 単勝 | 7 | 2,490円 | 7人気 |
|---|---|---|---|
| 複勝 | 7 5 9 | 440円 200円 230円 | 7人気 2人気 4人気 |
| 枠連 | 4ー5 | 1,100円 | 4人気 |
| 馬連 | 5ー7 | 5,970円 | 19人気 |
| ワイド | 5ー7 7ー9 5ー9 | 1,720円 2,320円 800円 | 19人気 26人気 7人気 |
| 馬単 | 7→5 | 14,840円 | 45人気 |
| 3連複 | 5ー7ー9 | 14,260円 | 43人気 |
| 3連単 | 7→5→9 | 141,040円 | 366人気 |
レース展開
レースはケリフレッドアスクが好スタートからハナを切り、これにダノンフェアレディ、サヴォンリンナが続き、1番人気のリンクスティップは5番手の内に控えて最初のコーナーへ。序盤はケリフレッドアスクとサヴォンリンナが4馬身ほど後続を離したが、徐々にペースが落ち着き、1000m通過は60.1秒と高速馬場にしては落ち着いた流れとなり、馬群は一団となっていった。
直線に向くと、マイペースで逃げたケリフレッドアスクがしぶとく粘り込み、最後まで脚色衰えず人馬ともに嬉しい重賞初制覇を飾った。2着には道中、中団外を追走し、直線で力強く伸びた2番人気ジョスランがクビ差まで迫ったが及ばず。さらに1馬身遅れて、好位から粘り込んだダノンフェアレディが3着に入線した。
総括
セントウルステークス2025 レースまとめ
今年のセントウルステークスは序盤からハイペースとなり、前を行った馬には厳しい展開。結果的に差し馬が台頭する流れとなった。
その中で後方内でじっくり脚を溜めていたカンチェンジュンガが直線に入って鋭く伸び、見事に差し切り勝ちを収めた。
一方、注目を集めていた人気の2頭は直線で脚を使って上位に食い込んだものの、結果は2、3着止まり。本番を見据えた叩き台の一戦という仕上がり具合が影響した印象だった。
紫苑ステークス2025 レースまとめ
紫苑ステークスはケリフレッドアスクが好スタートを決め、開幕週の高速馬場を味方にマイペースに持ち込み、最後まで脚色が鈍らず見事な逃げ切り勝ちを収めました。ペース判断も絶妙で、完壁といえる内容でした。
2着にはジョスラン。中団外目から徐々に進出し、直線では鋭く脚を伸ばして勝ち馬にクビ差まで迫りました。勝ちには届かなかったものの、展開不利の中で力を示した点は評価できます。
一方、1番人気のリンクスティップは内の好位を確保し、直線で進路もスムーズに見えましたが、思ったほど伸びきれず8着に敗退。大きなストライドで走るタイプのため、内で窮屈になるよりも外をのびのび走れる展開のほうが向いているのかもしれません。
どちらも秋のGⅠにつながる重要なステップレース。今後の展望を考える上で非常に価値ある一日となりました。


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