第57回 読売マイラーズカップ(GII) が2026年4月26日(日)、京都競馬場 芝1600m(良)にて行われました。
1番人気に推されたアドマイヤズームが、武豊騎手を背に2番手から早め先頭に立つと後続の追い上げを完封。2024年朝日杯フューチュリティステークス以来、約1年半ぶりの勝利で春の大一番・安田記念に向けて最高の弾みをつけました。
1. レース結果
| 着順 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 | タイム | 着差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | ⑨ | アドマイヤズーム | 武豊 | 1番人気 | 1:31.7 | — |
| 2着 | ① | ドラゴンブースト | 丹内 | 9番人気 | 1:31.8 | 1/2馬身 |
| 3着 | ⑦ | ベラジオボンド | 北村友 | 5番人気 | 1:31.8 | ハナ |
馬場状態:良 距離:芝1600m(京都・外) 出走頭数:16頭
レース展開
スタートはほぼ揃い、ショウナンアデイブが内からハナを主張。アドマイヤズームは無理せず2番手で折り合い、3番手以下はやや間隔が空いてそれ以降の隊列はひとかたまりで3コーナーへ向かいます。
3コーナー過ぎ、坂の下りに差しかかるあたりで後続も差を詰め、馬群は凝縮。ほぼ一団で直線へ突入。
直線に入ると、武豊騎手騎乗馬が抜群の手応えで先頭へ。そこからしっかりと脚を伸ばして押し切りを図ると、内から鋭く伸びてきた9番人気ドラゴンブーストの追撃を1/2馬身差をつけてゴールイン。
3着には、内の好位でロスなく立ち回り、直線で外に持ち出して脚を伸ばしたベラジオボンドが入りました。
2. 払戻金
| 券種 | 組み合わせ | 払戻金(100円あたり) |
|---|---|---|
| 単勝 | ⑨ | 410円 |
| 複勝 | ⑨ ① ⑦ | 190円 560円 270円 |
| 枠連 | ①ー⑤ | 440円 |
| 馬連 | ①ー⑨ | 6,210円 |
| ワイド | ①ー⑨ ⑦ー⑨ ①ー⑦ | 2,240円 900円 2,390円 |
| 馬単 | ⑨→① | 9,830円 |
| 3連複 | ①ー⑦ー⑨ | 13,860円 |
| 3連単 | ⑨→①→⑦ | 70,140円 |
3. 上位入線馬の評価
1着:アドマイヤズーム(1番人気・武豊騎手)
「GI馬の本領発揮、待望の復活勝利」
2024年の朝日杯フューチュリティステークスを制したGI馬・アドマイヤズームが、武豊騎手との初コンビでこの重賞を制覇しました。
今回のレースでは道中2番手という理想の位置でレースを運び、直線はスンナリ先頭で着差以上の余力十分の競馬で内容的にも完璧な勝利でした。
武豊騎手は「スタートもよくて、理想の形で運べた。もともとすごい才能を持っている馬で、きょうの勝利をきっかけにまた飛躍するんじゃないかと思っています」とコメント。
なお、武豊騎手にとっては1994年のノースフライト以来、32年ぶりとなるマイラーズカップ3勝目。
次走予定:安田記念(GI・東京芝1600m)が有力。今回の内容な古馬でのGI制覇も十分狙える力を示しました。
2着:ドラゴンブースト(9番人気・丹内騎手)
「波乱の立役者」
9番人気の低評価を覆す大健闘の2着。馬券的にも波乱の立役者となったのがドラゴンブーストでした。
1番枠からロスのない立ち回りで道中はスムーズに運び、直線ではしっかりと進路を確保して鋭く伸びての2着確保。近走は芝のリステッドを連勝しているように着実に力をつけており、今回もその充実ぶりをしっかり証明する内容でした。
好枠と鞍上の好判断が噛み合ったのは確かですが、それだけで片付けられるものではなく、フロックとは言えない価値ある好走。古馬との混合戦でも芝では安定したパフォーマンスを見せており、今後も引き続き注目していきたい1頭です。
3着:ベラジオボンド(5番人気・岩田望騎手)
「上り馬が重賞でも力を証明」
条件戦を連勝して挑んだ今回、内をロスなく立ち回り展開も味方したとはいえ、このメンバー相手に3着は高く評価できる内容。
着実に力をつけており、今後は重賞戦線でも注目していきたい1頭です。
4. 人気馬の敗因
5着:オフトレイル(2番人気)
京都コース巧者として人気を背負った一戦。道中はインの中団やや後ろで脚を溜め、直線では狭いスペースを割ってしぶとく伸びてきたが、最後は進路が塞がり5着まで。
結果こそ掲示板止まりだったが、内容は決して悲観するものではなく、むしろ強さを感じる競馬。展開も向かない中であれだけ脚を使えており、スムーズに進路が確保できていれば馬券内は十分あった走りだった。
京都コースへの適性の高さは改めて証明されており、今後も同条件では引き続き注目し、馬券的にも押さえておきたい一頭。
13着:ウォーターリヒト(3番人気)
マイルチャンピオンシップ3着の実績から同コースのGⅠで人気を集めていたが、今回は展開が向かなかったとはいえ、やはりこの時期は本来の力を発揮しきれない可能性が高い。
5. まとめ|
今回のマイラーズカップは、アドマイヤズームの復活を強く印象づける一戦となりました。GI馬としての能力を改めて示す内容で、春の大一番・安田記念に向けても大きな価値のある勝利だったと言えるでしょう。
一方で馬券面では、ドラゴンブーストを完全に見落としてしまいました。逃げ馬不在のメンバー構成、開幕週の馬場、内枠から先行できる脚質、さらに芝リステッド連勝中という上昇度を踏まえれば、十分に穴馬候補として評価すべき存在でした。この点は大きな反省です。
もっとも、アドマイヤズームが1番人気になる想定であれば消す判断をしていたため、いずれにしても的中には至らなかったのも事実です。ただ、それでも「狙える穴馬」を提示できなかったことは非常に悔いが残ります。
今回の反省をしっかりと次に活かし、展開・枠順・馬の勢いといった要素をより精査することで、同じミスを繰り返さないよう精度を高めていきたいと思います。今後の予想にぜひご期待ください。


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