【カペラステークス2025】過去の傾向分析

カペラステークスは、中山競馬場ダート1200mで行われる3歳以上のGⅢスプリント重賞。

ダートながら芝並みの“軽さ”と“器用さ”が求められるコース形態が特徴で、純粋なパワー型よりもスピード性能と立ち回りの上手さが勝敗を左右します。

ここでは、過去10年のデータを基にした傾向と注目ポイントをわかりやすく解説していきます。カペラSの予想にぜひ役立ててください。


カペラS2025基本情報

  • 開催場所:中山競馬場 
  • コース:ダート1200m(右回り)
  • 時期:12月14日(日)
  • 時間:15時15分発走
  • 出走条件:3歳以上オープン (国際)(特指) 別定戦

カペラS(中山ダート1200m)コース特徴

中山ダート1200mは“芝スタート+下り坂”という特殊な構造のため、序盤からペースが速くなりやすいのが最大の特徴。スタート地点は2コーナー奥の芝部分で、3コーナーまでの距離は502m。加えて芝部分は外枠ほど走る距離が長く、スピードに乗りやすいことから外枠有利の傾向が強い。

また、前半が流れやすい一方、直線は308mと中央4場で最短。ゴール前には約2mの急坂が待ち構えており、前半に飛ばしすぎた先行勢が坂で止まるケースも見られる。基本的には逃げ・先行有利なコースだが、前が速くなりすぎると差しが届く展開に一変する点がこのコースの難しさ。

外枠は芝を長く走れて揉まれにくいメリットがあり、先行して押し切る形がセオリー。ただし、内枠でもダッシュ力の高い馬ならスムーズに先手が取れ、ロスなく運べるため軽視は禁物。枠順だけでなく、逃げ・先行馬の頭数や地力を踏まえた展開予想が重要となる、戦略性の高いコースといえる。

過去10年のデータで浮かび上がる「狙いどころ」

✅ 人気別傾向

人気着別度数勝率連対率複勝率
1番人気2-2-1-520.0%40.0%50.0%
2番人気3-2-3-230.0%50.0%80.0%
3番人気3-1-0-630.0%40.0%40.0%
4番人気2-1-0-720.0%30.0%30.0%
5番人気0-0-0-100%0%0%
6番人気以下0-4-6-990%3.7%9.2%

→ 過去10年の勝ち馬はすべて4番人気以内、かつ単勝オッズ10倍以内から出ています。

そのため、今年も 単勝オッズ10倍以内の上位人気馬を軸に予想を組み立てるのが有効 と言えそうです。

✅ 年齢別成績

馬齢着別度数勝率連対率複勝率
3歳4-0-1-1026.7%26.7%33.3%
4歳3-3-1-2310.0%20.0%23.3%
5歳2-3-4-414.0%10.0%18.0%
6歳1-2-2-253.3%10.0%16.7%
7歳0-1-0-220%4.3%4.3%
8歳0-0-1-80%0%11.1%
9歳0-1-1-00%50.0%100%

→ 9歳馬は出走頭数が少ないため参考外としますが、全体的には若い馬の方が好成績を残している傾向があります。

✅ 脚質別成績

脚質着別度数勝率連対率複勝率
逃げ2-1-0-720.0%30.0%30.0%
先行3-3-2-298.1%16.2%21.6%
差し3-5-7-435.2%13.8%25.9%
追い込み2-1-1-503.7%5.6%7.4%

→ 展開次第ではあるものの、基本的には前が残りやすい傾向になっている。

✅ 枠順別成績

枠番着別度数勝率連対率複勝率
1番2-2-2-1410.0%20.0%30.0%
2番2-0-2-1610.0%10.0%20.0%
3番2-0-0-1710.5%10.5%10.5%
4番1-0-1-185.0%5.0%10.0%
5番0-1-2-170%5.0%15.0%
6番0-4-1-150%20.0%25.0%
7番2-2-2-1410.0%20.0%30.0%
8番1-1-0-185.0%10.0%10.0%

→ 外枠の方がスタート後に芝部分を長く走れるため有利に思えるが、実際のデータを見る限り、内外で大きな有利不利は見られない。


まとめ

カペラステークスは基本的に堅めに収まる年が多いレースだけど、たまに人気薄が突っ込んでくる波乱パターンもあって油断できない一戦。

中山ダート1200mというクセの強いコース形態もあって、予想は一筋縄ではいきません。

それでもデータと傾向を丁寧に拾っていけば、的中への道はしっかり見えてくるはず。

ここからはそのポイントを押さえつつ、狙い馬を絞り込んでいきます。

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