【阪神JF(GⅠ)2025】過去の傾向分析

阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF)2025 は、2歳女王を決める一戦。

クラシック戦線にも直結するレースで、例年レベルの高いメンバーが揃います。

この記事では、過去10年のデータ傾向を基に、阪神JFの特徴や勝ち馬の共通点、狙えるタイプを徹底解説していきます。

予想の材料を増やしたい方は必見です。


▶ 阪神ジュベナイルフィリーズ2025とは?(基本情報)

  • 開催日:2025年12月14日(日)
  • 場所:阪神競馬場・芝1600m(右・外回り・Aコース)
  • 時間:15時40分発走
  • 出走条件:2歳オープン(GⅠ) 牝馬(国際)(指) 馬齢戦

▶ 阪神JF(阪神芝1600m)コース特徴

阪神競馬場の芝1,600mは 外回りコース を使用するため、コース全体がゆったりとしたつくりで、直線も長く差し・追い込み馬が力を発揮しやすいのが大きな特徴です。

スタート地点は向こう正面の中間やや左側。
最初の3コーナーまで約444m と十分な距離があるため、序盤から激しいポジション争いは起こりにくく、レースは自然とスローになりがちです。

3~4コーナーは京都競馬場に似た大回り構造で、コーナー前半はフラット。4コーナーに向かうにつれて緩やかに下るため、各馬は ラスト3F標識(4コーナー途中) を合図にスピードを上げていきます。

最後の直線は 約473mと右回りで最長クラス
大部分が下り坂でスピードを出しやすい一方、残り200m付近には 高低差1.8mの急坂 が待ち構え、ここで踏ん張れるパワーとスタミナが勝負の分かれ目です。坂を上ってからゴールまではおよそ100m。

総じて起伏は小さくペースを作りやすいコースで、
スローから直線の瞬発力勝負 という展開が非常に多くなります。
上がりの速い馬、後方から鋭い末脚を使えるタイプの好走率が高いのも、この阪神マイルならではの傾向です。

阪神ジュベナイルフィリーズ2025|過去10年のデータ傾向


① 人気別成績|上位人気が強いが“穴馬も一定数”馬券絡み

人気着別度数勝率連対率複勝率
1番人気5-0-0-550.0%50.0%50.0%
2番人気1-4-1-410.0%50.0%60.0%
3番人気2-1-3-420.0%30.0%60.0%
4番人気1-0-4-510.0%10.0%50.0%
5番人気1-1-0-810.0%20.0%20.0%
6〜10番人気0-3-2-450%6.0%10.0%
11番人気以下0-1-0-770%1.3%1.3%

➡ 過去10年のデータを見ると、勝ち馬はすべて 5番人気以内 から出ており、基本的には上位人気馬が強い「堅めのレース」。一方で、6番人気以下の伏兵馬が計6頭馬券内に好走しており、ヒモ荒れが起こりやすい一面もあります。


② キャリア|キャリア2〜3戦が好成績

キャリア着別度数勝率連対率複勝率
1戦0-1-0-130%7.1%7.1%
2戦5-3-3-3810.2%16.3%22.4%
3戦5-5-6-487.8%15.6%25.0%
4戦0-1-1-280%3.3%6.7%
5戦以上0-0-0-210%0%0%

➡ 2戦・3戦とレース経験を積んできた素質馬が好成績を残しており、逆に新馬戦の1戦のみで挑む馬は、素質が高くても経験不足が響き厳しい結果になりやすい傾向にあります。


③ 前走レース別成績|アルテミスS組が圧倒的に強い

過去10年の前走レース別成績は以下が中心:

  • アルテミスS : 【 5-2-2-21 】
  • ファンタジーS : 【 2-0-2-30 】
  • 札幌2歳S : 【 1-1-0-1 】
  • 新潟2歳S : 【 1-0-0-5 】

➡ 「アルテミスS → 阪神JF」は最強ローテ。ファンタジーS組は人気薄で突っ込むケースが狙い目。


④ 前走クラス別成績|2勝以上挙げている馬が中心

前走クラス着別度数勝率連対率複勝率
新馬戦0-1-0-130%7.1%7.1%
未勝利戦0-0-0-90%0%0%
1勝クラス1-4-1-461.9%9.6%11.5%
オープン1-1-0-108.3%16.7%16.7%
GⅢ8-3-7-6110.1%13.9%22.8%
GⅡ0-1-2-60%11.1%33.3%

➡ 過去10年のデータから見ると、未勝利戦を勝ち上がったばかりの馬は一度も馬券圏内に入っていません。

同様に、新馬戦を勝っただけのキャリア1戦馬も、実戦経験の少なさから苦戦傾向が強く、好走率は低めです。

そのため 予想の軸は、2勝以上を挙げている実績馬を中心に組み立てるのが堅実な戦略 と言えます。

⑤ 脚質傾向|先行・差しが有利(上がりの使える馬)

脚質着別度数勝率連対率複勝率
逃げ1-0-0-910.0%10.0%10.0%
先行3-1-1-367.3%9.8%12.2%
差し5-7-8-507.1%17.1%28.6%
追い込み1-2-1-531.8%5.3%7.0%

➡ 阪神芝1600m(外回り)は 直線474m+急坂 というタフな構造が最大の特徴。

ラストはどうしても 瞬発力勝負 になりやすく、上がりの速さが求められます。

そのため、ここでは しっかりと上がりを使えるタイプの馬 を中心に狙いたいところです。


⑥ 枠順傾向|8枠は不利な傾向

枠番着別度数勝率連対率複勝率
1枠2-1-1-1610.0%15.0%20.0%
2枠1-1-2-165.0%10.0%20.0%
3枠1-1-0-185.0%10.0%10.0%
4枠1-2-0-175.0%15.0%15.0%
5枠2-2-2-1410.0%20.0%30.0%
6枠2-1-3-1410.0%15.0%30.0%
7枠1-1-2-253.4%6.9%13.8%
8枠0-1-0-280%3.4%3.4%

➡ 内外で目立った有利不利は見られませんが、8枠だけは成績があまり良くない点には注意が必要です。極端な外枠になると位置取りが難しくなるケースもあり、展開や馬のタイプをしっかり見極めたいところです。


⑦ 東西所属別成績|意外にも関東馬が活躍

所属着別度数勝率連対率複勝率
関西馬6-4-6-1064.9%8.2%13.1%
関東馬4-6-4-417.3%18.2%25.5%

➡ 阪神開催にもかかわらず、データを見ると関東馬の好走率が関西馬を上回っているのが意外なポイントです。

勝率・連対率・複勝率のいずれも関東馬の方が高く、遠征馬ながら成績を残していることがわかります。


まとめ|阪神JF2025は素質馬の能力が結果に直結するGⅠ

阪神ジュベナイルフィリーズは、

  • 上位人気が比較的強い
  • アルテミスS組が中心
  • 瞬発力が勝負を決める
  • キャリア浅い(2〜3戦)素質馬が台頭
  • 8枠は割引材料

という特徴を持つレースです。

これらの傾向を押さえて、ぜひ予想にお役立てください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました