【シリウスステークス2025】レース回顧

2025年9月27日(日)に阪神競馬場ダート2000mで行われた シリウスステークス(G3)。

ダート路線の有力馬たちが集い、秋のG1戦線へ向けて重要な一戦となりました。

この記事では、シリウスステークス2025のレース回顧・勝因敗因分析・今後の注目馬をまとめていきます。


レース結果(上位着順)




馬名タイムオッズ
1着813ホウオウルーレット 牡6 496kg(-6)
岩田康 57.0       美浦・栗田
2:04.8 (36.4)23.5倍(8人気)
2着58サイモンザナドゥ 牡5 480kg(+6)
池添 55.0        栗東・小林
2:04.9 (36.7)
1/2
37.4倍(9人気)
3着33ジューンアヲニヨシ 牡5 494kg(+12)
西村淳 56.0       栗東・松下
2:04.9 (37.2)
ハナ
10.9倍(4人気)

※全着順はJRA公式をご確認ください。


払い戻し金

単勝13 2,350円8人気
複勝13
8
3
570円
680円
360円
8人気
9人気
4人気
枠連58 990円4人気
馬連813 28,950円49人気
ワイド813 
313 
38 
5,540円
3,220円
3,440円
48人気
32人気
34人気
馬単138 51,330円90人気
3連複381385,240円162人気
3連単1383823,380円1,068人気

レース展開の振り返り

スタートではエナハツホが出遅れる中、先手を奪ったのはルクスフロンティア。続いてジューンアヲニヨシが2番手につけ、隊列が決まりそうなところへ、芝初挑戦のホウオウプロサンゲが外から積極的に押して出て、逃げを主張して先頭に立った。

道中の流れは平均ペース。3コーナー手前で馬群が詰まり、3~4コーナー中間地点でペースが上がると、逃げていたホウオウプロサンゲは手応えを失い後退。代わってジューンアヲニヨシが先頭に立ち、そのまま直線へ。

直線ではジューンアヲニヨシがしぶとく粘るも、外からサイモンザナドゥ、ジンセイ、さらに大外から鋭く伸びたホウオウルーレットが追い込んでくる。最後はホウオウルーレットが豪快に差し切り、半馬身差をつけて勝利。2着にサイモンザナドゥ、そこからハナ差の3着にジューンアヲニヨシが粘り込んだ。


勝ち馬ホウオウルーレットの勝因

勝ったホウオウルーレットは、岩田康誠騎手の好騎乗が光った一戦でした。人気薄だったからこそ思い切ってできたとも言えますが、完全に決め打ちした乗り方で、最後方の内でじっと我慢。3コーナー手前から内の空いたスペースをスルスルと上がっていき、直線に向く直前で外に持ち出して差し切るという、見事な騎乗ぶりでした。

内前有利のコースで先行力のないこの馬が勝つには、この戦法しかなかったと言えるほどの完璧な立ち回り。まさに鞍上の手腕が勝利を呼び込んだと言える内容でした。


惜敗馬の内容

2着馬 :サイモンザナドゥ

道中は1番人気テーオーパスワードの外に並んで追走し、直線では上がり2位の脚を繰り出して2着を確保。

これまで3勝クラスではテーオーパスワードやジンセイに屈していたが、今回はハンデ差の恩恵と状態面の良化が重なり、好走につながったと考えられる。

3着馬 :ジューンアヲニヨシ

3走前はルクスフロンティアに敗れたものの、その時は展開や枠順が噛み合わなかった。今回は内前有利の馬場傾向を活かし、スムーズに2番手から運べたことに加え、初めて着用したブリンカーの効果もあって、最後までしぶとく粘り惜しくも3着という内容だった。


人気馬達の敗因

今回人気を集めた1番人気テーオーパスワード、2番人気ジンセイ、3番人気タイトニットはいずれも本来の状態にはなかった印象。特にタイトニットは終始外を回らされる厳しい展開で力を出し切れなかった。いずれの馬も状態面が立て直されれば、次走での巻き返しが十分に期待できる。


まとめ

  • 勝ち馬ホウオウルーレットは次走以降さらに上のクラスでどんな走りをするのかが楽しみな内容
  • 今回敗れた人気馬は状態面を立て直した次走要注意

今年のダート路線は混戦模様。

今回のレース回顧を参考に、次走以降の予想にぜひ活かしてみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました