8月31日に行われた新潟記念2025(GⅢ)は、例年ハンデ戦として行われてきましたが、今年から別定戦へと条件が変更された注目の一戦。サマー2000シリーズ最終戦ということもあり、今後の秋競馬を占う重要なレースとなりました。
本記事では新潟記念2025のレース結果・展開分析・勝ち馬の評価・今後の注目馬について詳しく振り返ります。
(3枠6番のクイーンズウォークは返し馬で放馬したため競走除外になりました)
新潟記念2025 結果
1着:6枠12番 シランケド 55kg 坂井騎手 1分58秒0(良馬場)
2着:8枠15番 エネルジコ 56kg ルメール騎手 半馬身差
3着:5枠9番 ディープモンスター 菅原明騎手 半馬身差
※正式な着順・タイムはJRA発表をご確認ください。
払い戻し
単勝 | 12 | 340円 | 2人気 |
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複勝 | 12 15 9 | 140円 150円 330円 | 1人気 2人気 7人気 |
枠連 | 6 8 | 540円 | 1人気 |
馬連 | 12 15 | 580円 | 1人気 |
ワイド | 12ー15 9ー12 9ー15 | 280円 700円 1,310円 | 1人気 7人気 17人気 |
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馬単 | 12→15 | 1,170円 | 2人気 |
3連複 | 9ー12ー15 | 3,550円 | 9人気 |
3連単 | 12→15→9 | 12,010円 | 19人気 |
※3枠6番クイーンズウォーク絡みの馬券は払い戻しになっております
レース展開の回顧
今年の新潟記念は、例年通りスローペースからの直線勝負という新潟外回り芝2000mらしい流れに。
前半1000mは60.5秒台のスロー。道中は各馬折り合い重視で淡々と進み、勝負は最後の600mから一気に加速する形となりました。
直線では馬場の良い外目に持ち出した差し・追い込み馬が台頭。逃げ・先行馬にとっては厳しい流れとなり、結果的に後方勢の決め手比べで勝敗が決しました。
勝ち馬の評価
新潟記念2025を制したのはシランケド。
直線で持ち前の瞬発力を発揮し、上がり3ハロンをメンバー最速32秒4を使い、最後は2着に半馬身差をつけ差し切る内容でした。
別定戦となり、実力差がストレートに反映されやすくなった中での勝利は価値が高く、天皇賞・秋などG1を視野に入れられる存在と言えるでしょう。
注目の好走馬
2着馬 エネルジコ
スタートではやや出負けしたものの、すぐに立て直して予想外の4番手までポジションを押し上げる積極的な競馬。直線では最後までしっかりと脚を使い、勝ち馬に食らいつく内容で、重賞連勝も見える好走でした。
着順以上に価値のある一戦であり、今後のG1戦線でも注目したい一頭です。
3着馬 ディープモンスター
道中は中団で勝ち馬の内側を追走。直線では馬群の内を突いて鋭く伸び、上がり3位の脚を使って好メンバー相手に3着を確保した。
まとめ|今後の展望
今年から新潟記念はハンデ戦から別定戦へ変更となり、例年見られた「軽ハンデ馬の激走」というシーンが減り、より純粋な実力勝負の舞台へと姿を変えました。
その中で注目を集めたのが、唯一のG1馬 ブレイディヴェーグ。道中は中団やや前めの内2頭目を追走し、直線残り400mあたりから追い出されましたが、思ったほどの伸びは見られず 6着止まり。G1馬としてはやや物足りない内容に終わりました。
一方で、上位に入った馬たちは秋の天皇賞・秋やジャパンCなど大舞台へ直結する可能性が高い存在です。別定戦となったことで例年以上に本格的な実力馬が集まり、今回の好走組は今後も注目必至でしょう。
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