【中日新聞杯2025】最終予想

中京競馬場で行われる重賞 「中日新聞杯(GⅢ)」。

過去の傾向を振り返ると、波乱が多いハンデ戦で、今年も混戦模様となりそうです。

本記事では、

  • 過去10年の傾向(逃げ馬・1枠・3歳馬)
  • 中京芝2000mのコース特徴
  • 展開予想
  • 本命・対抗・穴馬の最終予想

をまとめて、最終結論として印付き予想を公開します。


▼中日新聞杯2025|過去の傾向

過去10年データから分かる重要ポイントは以下の3つ。

① 逃げ馬が意外と走る

中京芝2000mはタフなコースですが、

逃げ・先行馬が粘る展開が多い。

② 1枠が好成績

中日新聞杯は開催2週目ということもあり、 まだ馬場の悪化が進んでいないため内枠が有利。特に1枠の成績が非常に優秀で、過去のデータを見ても好走率が高いのが特徴です。

一方で 8枠は過去10年で1頭も勝ち馬が出ていない だけでなく、連対率・複勝率も低迷。

③ 1番人気の勝率は低い

ハンデ戦ということもあり、1番人気の勝率は20%と低めで、複勝率も50%止まり。実力差がハンデで均されるため、毎年のように波乱が起きやすいレースと言えます。


▼中京芝2000mの特徴と展開予想

中京芝2000mは、

  • 坂スタート
  • 最初のコーナーまで十分な距離
  • 直線約412m+急坂

という特徴的なコース形態を持っています。スタートからパワーが求められる一方で、道中は大きなコーナーをロスなく立ち回る“器用さ”と、長い直線でもしっかりと脚を使える“持続力”が重要なポイントになります。

今回のメンバーを見ても、先行勢は ホウオウプロサンゲ、ファミリータイム、ピースワンデュック の3頭。ただ、「どうしてもハナに行きたい」と主張するタイプが不在のため、無理に競り合う展開にはなりづらく、ペースはミドルペース程度に落ち着くと予想します。

ミドルペースになれば、前で運びつつもロスなく立ち回れる馬、そして長く良い脚を使えるタイプが有利な展開になりそうです。


【中日新聞杯2024|最終予想】

◎ 本命:7枠14番 シンハナーダ 牡4 56kg 鮫島駿騎手

近走の走りを振り返ると、4走前は直線でスムーズに追えない不利がありながらも0.2秒差の5着と、内容は決して悪くありませんでした。続く3走前は危なげない完勝。2走前は明らかに距離が長かった印象で5着に敗れましたが、力負けとは言い切れないレースでした。

そして評価したいのが前走。休み明けの3勝クラスをスローペースの中、後方から余裕を持って差し切る強い競馬。しかも、その時の2着馬が次走でしっかり勝ち上がっており、レースレベルの高さも裏付けられています。

ここまでの内容を総合すると、この馬は重賞の舞台に入っても十分に通用すると判断できるため、今回は本命で勝負します。


○ 対抗:4枠8番 シェイクユアハート 牡5 56.5kg 古川吉騎手

3勝クラスをなかなか勝ち切れない時期もありましたが、当時から“相手なりに走れる”安定感が魅力の馬。オープン入り後もその強みは健在で、小倉記念では2着、そして2走前の新潟記念ではG1級のシランケドなど強豪揃いの中、荒れた内を通らされる不利があり11着。

前走のリステッド競走では、大きく外を回しながらもしっかりと2着に浮上しており、内容としては評価できる一戦。近走の安定した走りからも、今回も馬券圏内に来る可能性は高く、ぜひ押さえておきたい一頭です。


▲ :7枠15番 ヴィンセンシオ 牡3 56kg 杉原騎手

古馬との対戦は今回が初めてで評価が難しい1頭ではあるものの、2戦目では後の菊花賞4着馬ゲルチュタールを相手にレコード勝ちを収めており、ポテンシャルの高さは確か。あとは休み明けを含め、どれだけ成長しているかが鍵になりそうだ。

現状で5番人気あたりの評価なら、妙味も含めて狙ってみるのも面白い存在だろう。


△ :4枠7番 レッドバリエンテ 牡6 56kg 西村淳騎手

中京コースは【3.1.0.1】と相性が良く、得意舞台と言える1頭。前走は1年7ヶ月ぶりの実戦で、プラス16kgの過去最高体重と明らかに太め残り。それでも0.7差の7着なら内容としては悪くありませんでした。

気になるのは若干距離が短い点。しかし、叩き2走目となる今回は確実に上積みが見込めるはずで、実績ある中京コースに替わるのも大きなプラス材料。状態が整ってくれば、馬券圏内に食い込んできても不思議ではない存在です。

☆ 穴:3枠5番 オニャンコポン セ6 55kg 菅原明騎手

穴で狙っているのがこの馬。連闘にはなるものの、前走・鳴尾記念は内で進路がまったく取れず、力を出し切れないままの8着。消化不良のレースでダメージは少なそうだ。

2走前のチャレンジCでは大外を回しながらも0.3差の6着と内容は悪くなく、3走前の七夕賞では3・4コーナーをロスなく内々を立ち回り、直線で強引に外へ持ち出しながらも3着に入ったように、ハマった時の力は十分に示している。

今回は内枠を引いたことで、再びロスなく立ち回れる形。詰まるリスクは承知の上だが、スムーズに進路が確保できれば一発あっても不思議ではない。


▼中日新聞杯2025|買い目

三連単フォーメーション:◎○▲−◎○▲△☆−◎○▲△☆

(計36点)


 まとめ

中日新聞杯は毎年のように波乱を生むハンデ重賞で、今年も例外なく難解なレースとなりました。

例年通り、

  • 逃げ・先行有利
  • 1枠は強調材料

という構図自体は変わらないものの、今年の最終結論ではあえてそのセオリーには乗らず、「1枠」や「逃げ・先行馬」を本命に選ばないというデータに逆らった予想に踏み切りました。

これが吉と出るのか凶と出るのか──その結果も含めて楽しみな一戦です。

少しでも皆さまの予想の参考になれば幸いです。

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