【スプリンターズステークス2025】レース回顧

2025年9月28日(日)に中山競馬場で行われた秋のスプリントG1【スプリンターズステークス】。

短距離路線の頂点を決める一戦は、今年も豪華なメンバーが揃い注目を集めました。ここではレース結果の振り返りと、各馬の勝因・敗因、そして今後の展望を解説していきます。


レース結果・着順



馬名タイムオッズ
1着816ウインカーネリアン 牡8 514kg(+2)
三浦騎手 58.0kg   美浦・鹿戸
1:06.9 (33.0)50.0倍
(11人気)
2着713 ジューンブレア 牝4 490kg(0)
武豊騎手 56.0kg  栗東・武英
1:06.9 (33.2)
アタマ
20.2倍(7人気)
3着36ナムラクレア 牝6 478kg(0)
ルメール騎手 56.0kg  栗東・長谷川
1:07.2 (32.7)
1.1/2
5.7倍(2人気)

※正式な結果はJRA発表をご確認ください。


払い戻し金

単勝16 5,000円11人気
複勝16
13
6
1,250円
540円
210円
12人気
7人気
2人気
枠連78 3,150円15人気
馬連1316 60,830円76人気
ワイド1316 
616 
613 
14,410円
5,850円
2,030円
80人気
48人気
19人気
馬単1613 119,920円149人気
3連複61316116,720円216人気
3連単161361,301,150円1,576人気

レース展開の振り返り

スタートは、ヤマニンアルリフラが大きく出遅れ。その他の馬は揃ったスタートを切りました。注目されたピューロマジックはやはり控える競馬を選択。それを見越していた武豊騎手騎乗のジューンブレアが先頭に立ち、外からウインカーネリアンが2番手に。

武豊騎手の逃げは絶妙なペースメイクとなり、レースは完全に前有利の展開。直線では前の2頭が後続を突き放し、激しい叩き合いの末、ウインカーネリアンがアタマ差抜け出してゴールイン。馬・騎手ともに念願のG1初制覇を果たしました。

3着には、中団インでじっくり脚を溜めていたナムラクレアが最速の上がりを使って追い込み、見せ場を作りました。


勝因と敗因の分析

勝ち馬:ウインカーネリアン

戦前は外枠が不利と見られていましたが、ジューンブレアが果敢に逃げたことで結果的に展開が向きました。直線ではそのジューンブレアとの力比べになり、最後は地力の高さを見せて見事に勝ち切りました。

2走前には海外G1で2着と好走していたように元々能力は備えており、今回は枠・展開・仕上がりとすべてが噛み合っての勝利と言えるでしょう。

2着馬:ジューンブレア

外枠に入ったことで距離ロスを避けるため、ピューロマジックが逃げには行かないと読んでの騎乗。

内前有利のトラックバイアスを意識して果敢に先手を取り、さすがのペースラップでレースを作ったが、最後はわずかに交わされて惜しくも2着となった。

3着馬:ナムラクレア

上手くスタートを決め、いつもより前目の中団インでしっかり脚を溜めることができた。直線では外に持ち出してから鋭い末脚を発揮し、さすがの切れ味で3着を確保。

この展開の中ではルメール騎手もほぼ完璧に乗っており、力を出し切った内容だったが、今回は3着が精一杯だった。


人気馬の敗因

4着:サトノレーヴ

完全に前に行った2頭のペースになってしまい、自身も力は出し切ったが4着までが精一杯だった。

6着:ママコチャ

好位につけて直線までしっかり脚を溜めていたものの、いざ追い出してからは思ったほど伸び切れず。敗因についてははっきりせず、次走以降に改めて見極めたい一戦だった。

10着:トウシンマカオ

外枠から無理なく先行し、スムーズに3番手を確保したが、直線では余力を欠いて脚が上がり失速。状態面が完璧ではなかった印象で、次走の巻き返しに期待したい。


まとめ

スプリンターズステークス2025は、内前有利の展開を活かしたウインカーネリアンが勝利。

三浦騎手は(G1)127回目の挑戦で悲願のG1初制覇。しかも師匠の鹿戸厩舎の馬での嬉しい勝利となった。

短距離路線は混戦模様ですが、今後のG1戦線や香港スプリントへ向けて、今回の結果をしっかりチェックしておきたいところです。

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