【オールカマー2025】過去の傾向と注目ポイント

秋のG1戦線を占う重要な前哨戦【オールカマー(GⅡ)】。

毎年、天皇賞・秋やジャパンカップを目指す実力馬が集結し、注目度の高い一戦です。ここではオールカマーの過去10年の傾向データを振り返り、予想の参考になるポイントをまとめます。


オールカマー2025の基本条件

  • 開催:中山競馬場 芝2200m(外回りコース)
  • 時期:9月21日(日)
  • 条件:3歳以上オープン(国際)(指)別定

中山芝2200m(外回り)の特徴

中山芝2200mは正面スタンド前・直線入り口付近のやや右からスタートします。1コーナーまでの距離は約432m(Aコース時)と十分にあり、外回りコースを使用するため序盤は緩やかなカーブが続きます。

レースは平均ペースになりやすく、特に向こう正面の下り坂の影響で道中の流れが落ち着きにくいのが特徴。そのため、3コーナーからの仕掛けが勝負の分かれ目となり、ここで動けるスタミナとパワーが問われます。過去のレースでもマクリが決まりやすい舞台です。

最後の直線は310mと短いですが、スタート直後とゴール前に急坂が待ち受けており、クラスが上がるほど逃げ切りは難しくなります。また直線一気の差しも決まりにくいため、持続力のある差し・先行馬に注目したいところです。

さらにこのコースはリピーターが多い点も見逃せません。過去に中山芝2200mで好走歴のある馬は再度力を発揮しやすい傾向があるため、馬券検討ではぜひ押さえておきたい条件です。

過去の人気別成績

  • 1番人気【3-3-0-4】勝率30%、連対率60%、複勝率60%
  • 2〜3番人気【2-4-4-10】勝率10%、連対率30%、複勝率50%
  • 4〜6番人気【5-2-2-21】勝率17%、連対率23%、複勝率30%
  • 7番人気以下【0-1-4-69】勝率0%、連対率1%、複勝率6%

➡ 上位人気馬が強いレースですが、近年はG1級が秋の始動戦として使うケースが多く、人気薄の台頭も見られます。


年齢別成績

年齢成績勝率連対率複勝率
4歳6-4-3-1323.1%38.5%50.0%
5歳4-3-5-397.8%13.7%23.5%
6歳0-3-1-260%10.0%13.3%
7歳以上0-0-1-260%0%3.7%

➡ 4〜5歳馬が中心。7歳以上になると大きく成績が落ちます。


脚質傾向

  • 逃げ【2-0-1-7】
  • 先行【4-4-2-22】
  • 差し【4-5-6-41】
  • 追込【0-1-1-32】

➡ 中山芝2200mらしく先行〜差し有利。直線が短いため「後方一気」はほぼ決まりません。


枠順別成績

枠番成績勝率連対率複勝率
1枠1-5-0-68.3%50.0%50.0%
2枠2-2-1-1013.3%26.7%33.3%
3枠2-1-1-1113.3%20.0%26.7%
4枠1-1-1-136.3%12.5%18.8%
5枠1-0-4-135.6%5.6%27.8%
6枠1-0-1-165.6%5.6%11.1%
7枠1-0-1-175.3%5.3%10.5%
8枠1-1-1-184.8%9.5%14.3%

➡ コース傾向として内枠が有利な傾向があり、加えて今年の馬場状態も傷みが少ないため、依然として内枠は評価を上げたいポイントとなります。


オールカマー過去傾向まとめ

  1. 人気馬が強いが、実績馬の始動戦では波乱も
  2. 勝ち馬は4〜5歳が中心
  3. 差し・先行有利で追い込みは厳しい
  4. 枠順は内枠の方が有利
  5. 中山芝2200mの好走歴のある馬に注目

過去の傾向からは上記が狙い目といえます。今年の出走予定馬の中でこれらの条件に合致する馬をピックアップして予想に活かすのがカギです。

👉 今年のオールカマー2025の最終予想記事も週末に公開予定なので、ぜひチェックしてください!


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