【シンザン記念2026】 レース回顧|勝ち馬の評価と人気馬の敗因

2026年のシンザン記念(GⅢ)は、例年通りクラシックへの重要なステップレースとして注目を集めた一戦となった。

今年も決して派手なメンバー構成ではなかったものの、レース内容からは今後につながるヒントが多く見える結果だった。

本記事では、シンザン記念2026のレース回顧として、展開・勝ち馬の評価・上位馬の内容、そしてクラシック戦線への展望まで詳しく振り返っていく。


レース結果

着順枠番馬番馬名タイムオッズ
1着23サンダーストラック 牡3 524kg(+4)
ハマーハンセン騎手 57.0kg  美浦・木村厩舎
1:33.4 (34.4)19.5倍
9人気
2着816サウンドムーブ 牡3 456kg(-2)
団野騎手 57.0kg  栗東・斉藤崇厩舎
1:33.5 (34.3)
クビ
7.2倍
4人気
3着11アルトラムス 牡3 474kg(-6)
岩田望騎手 57.0kg  栗東・野中厩舎
1:33.6 (34.1)
3/4
5.8倍
3人気

払い戻し金

単勝3 1,950円9人気
複勝3
16
1
520円
280円
240円
10人気
4人気
3人気
枠連28 1,880円10人気
馬連316 7,000円35人気
ワイド3-16 
1-3 
116 
2,260円
2,370円
950円
31人気
35人気
6人気
馬単3▶︎16 19,190円86人気
3連複131618,730円72人気
3連単3▶︎16▶︎1142,040円567人気

シンザン記念2026のレース展開を振り返る

スタートは8枠の2頭がともに好発を決めた一方で、アルトラムスは今回も出遅れ。バルセシートも前走同様にダッシュがつかず、後方からの競馬を余儀なくされた。

ハナを切ったのはファニーバニーで、2番手以下を約4馬身離す逃げ。1000m通過は58.3秒とやや速めだが、離れた2番手集団以降は平均的なペースで進み、京都マイルらしく位置取りと立ち回りが大きなカギを握る展開となった。

1番人気のモノポリオは4〜5番手の好位で流れに乗る競馬。一方、2番人気のバルセシートは後方2番手からの競馬となり、3〜4コーナーで各馬が徐々にポジションを押し上げていく。

直線では内外に馬群が大きく広がり、進路取りの巧拙がそのまま着順に直結。立ち回りの差が明暗を分けた一戦だった。

勝ち馬の評価|サンダーストラック

勝ったサンダーストラックは、中団のインでロスなく立ち回り、直線では上手く内へ潜り込み抜け出す理想的な競馬。

今回は初ブリンカー着用での一戦となったが、その効果もあって道中はイキっぷりが良く、折り合いにはやや苦労する場面も見られた。

それでも終始内をロスなく立ち回り、直線で進路を確保すると力強く抜け出し、見事に初の重賞制覇を果たした。


2・3着馬の内容と評価

2着 サウンドムーブ

好スタートを切ったが、無理に先行せず中団まで控える競馬。大外枠からの発走となったものの、コーナーではできるだけ外を回らずロスを最小限に抑え、直線でも馬群の間をうまく捌いて抜け出した。

最後は勝ち馬に迫ったが、クビ差届かず2着。鞍上の好判断が光る騎乗で、馬自身も力を出し切った内容だった。

3着 アルトラムス

前走同様に今回も出遅れてしまい、後方から外を回る形の競馬に。

結果的に位置取りの差がそのまま着順に直結する内容となった。

それでも直線ではしっかりとした伸び脚を見せており、上がり性能の高さは改めて証明。

スタートさえ五分に出ることができれば、展開に左右されず重賞を勝ち切れるだけの能力があることを示した一戦だった。


人気馬の敗因分析

4着 バルセシート (2番人気)

スタートが毎回ゆっくり出る感じで、このような出方をする馬は一気にスタートが改善されるケースは少ない。

今後、経験を積むことで徐々に良化してくる可能性はあるものの、現状では出遅れリスクを抱えた馬として考えていくのが無難だろう。

ただし、直線に向いてからの末脚はさすがで、能力の高さは明らか。

この馬の課題はスタートそのものよりも、道中でいかにロスなく位置取りを取れるかに尽きる。

中団あたりで流れに乗る形が作れれば、今後も上位争いに加わってくる存在になりそうだ。

5着 モノポリオ (1番人気)

前走で20kg増えていた馬体重から、今回は10kg減での出走。好位の5番手と理想的なポジションにつけ、直線では前がガバッと空く絶好の展開となったが、そこから思ったほど脚を使えず、上位とは差のある5着に敗れた。

状態面が本調子ではなかったのか、今回が初めてとなる関西への長距離輸送が影響したのか、あるいは初の右回りが合わなかった可能性も考えられる。加えて、これまで好走してきた東京コース向きの馬だったという見方もでき、要因は一つに絞りきれない。

いずれにしても、これまでのレースで見せていた末脚は影を潜めており、能力を出し切ったとは言い難い内容。次走以降で条件替わりや上積みが見られるかどうかが、この馬の真価を見極める試金石になりそうだ。


まとめ|

レース前の予想通り、今回は位置取りと立ち回りの差がそのまま着順に反映される結果となった。

上位4頭に能力的な大きな差は感じられず、展開や枠順次第では着順が入れ替わっても不思議ではないほどの接戦だったと言える。

その中でも、今回がキャリア2戦目だったアルトラムスは、経験の浅さを考えれば内容は十分に評価できる。レースを使われた上積みは大きそうで、次走以降は位置取りや競馬の幅が広がってくれば一気に前進があってもおかしくない。今後の走りに注目したい一頭。

コメント

タイトルとURLをコピーしました