【オールカマー2025】レース回顧

2025年9月21日(日)に中山競馬場で行われた第71回オールカマー(G2・芝2200m)。

秋のG1戦線に直結する重要なステップレースということもあり、多くのファンが注目しました。

本記事ではレース展開、勝ち馬の評価、そして今後の注目馬について回顧していきます。


レース結果

1着44レガレイラ牝4 472kg(-6)
戸崎圭 57.0kg  美浦・木村
2:10.2 (34.0)3.3倍(1人気)
2着79ドゥラドーレス牡6 498kg(-2)
ルメー 57.0kg  美浦・宮田
2:10.4 (34.4)
1.1/4差
3.5倍(2人気)
3着67ヨーホーレイク牡7 520kg(-6)
岩田望 58.0kg  栗東・友道
2:10.7 (34.2)
2馬身差
8.0倍(4人気)

展開分析

スタート直後、逃げを主張したのはリビアングラス。少頭数にもかかわらず縦長の展開になり、予想以上に流れる形となりました。

向正面では前の馬たちが一息入れたところで、中団に構えていたフェアエーリングが早めに動き、先頭へ。その動きで一気にペースが上がり、コスモフリーゲン、そしてドゥラドーレスがこれに続いた。

勝負どころからゴールまで

直線に入ってもしぶとく粘るフェアエーリング。しかし外から伸びてきたのはドゥラドーレスと1番人気のレガレイラ。

最後は持ち前の切れ味を発揮したレガレイラが豪快に差し切り、見事1着を飾りました。

2着には最後まで渋太く食い下がったドゥラドーレス、そして3着には道中後方2番手から脚を伸ばしたヨーホーレークが入りました。


勝ち馬の評価

勝利したのはレガレイラ。

スタートは良くなかったが中団やや後方でしっかり折り合いをつけ、直線では力強く抜け出す内容でした。

縦長の展開になり少頭数で捌きやすいのでかなりこの馬の展開になり、1番人気に見事に応える内容で快勝。

57kgを背負っての内容を考えれば、次走予定されている天皇賞・秋でも展開さえ向けば十分に通用する力を持っているといえるでしょう。


惜敗馬・次走要注目馬

ドゥラドーレス(2着馬)

スタート後は無理をせず折り合いに専念し、後方2~3番手を追走。向正面でフェアエールングやコスモフリーゲンが進出したタイミングでスムーズに追い上げていき、結果的に長くいい脚を繰り出した。

ただ、勝ち馬には一歩及ばずの内容。それでも重賞初制覇は時間の問題で、今後も安定して上位を狙える力を示した一戦だった。

ヨーホーレーク(3着馬)

スタートではやや出遅れて後方2番手からの競馬となったが、2走前の宝塚記念同様に鋭い末脚を発揮して3着に食い込んだ。

前走は夏負けの影響で力を出し切れなかったが、今回は状態を立て直したことで本来の走りを取り戻した内容だった。


まとめ:オールカマーのレース回顧から見えたポイント

2025年のオールカマーは、例年のようなスローペースではなく、ある程度流れる展開となりました。逃げ馬不在で落ち着いた流れを予想する声も多かったものの、結果的には前につけた馬には厳しいレースに。

その中で、1番人気のレガレイラが力強く勝ち切り。展開に恵まれた面はあったとはいえ、牝馬で57kgの斤量を背負い、これまで結果の出ていなかった休み明けでの勝利は大きな意味を持ちます。

この勝利は陣営にとっても大きな収穫であり、今後の天皇賞・秋やジャパンカップに向けての期待感をさらに高める内容となりました。

2025年秋の大舞台を占う上で、今年のオールカマーの結果は大きな参考材料となるでしょう。

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