【クイーンステークス2025回顧】

2025年8月3日(日)に札幌競馬場で行われた クイーンステークス(GIII・芝1800m)。

夏の牝馬重賞として注目度の高いこの一戦は、秋のエリザベス女王杯へと繋がる重要なレースです。ここでは、レース結果の振り返りと勝因・敗因、そして今後の注目馬について詳しく解説します。


クイーンステークス2025 レース結果

順位馬名騎手人気タイム
着差
1着アルジーヌ川田将雅1番人気1:46.0
2着ココナッツブラウン北村友一2番人気アタマ差
3着フェアエールング丹内祐次4番人気1/2馬身差  

※正式な結果はJRA公式をご確認ください


レース展開と勝因分析

スタート直後からコンクシェルが先手を主張し、ペースが上がる。前半1000mを58.4秒と、札幌の洋芝にしてはやや速めの流れ。

先行勢が早めに仕掛ける中、勝ったアルジーヌは道中スムーズに折り合い、直線半ばで外から抜け出すとやめる癖を出し、最後はココナッツブラウンに詰め寄られたがそのまま押し切る強い内容でした。

タイムも過去のクイーンステークスと比較して優秀で、秋以降も牝馬GⅠでも楽しみなレース内容でした。


惜敗した馬の分析

2着のココナッツブラウンは序盤から折り合いに専念し、後方待機の競馬。道中は経済コースをロスなく立ち回り、小回りコースながらも4コーナーでは11番手の位置。それでも直線に入ると鋭い末脚を繰り出し、上がり最速の34.0を記録して勝ち馬に頭差まで迫った。


3着のフェアエールングは、内枠を活かして好位の内でロスなく立ち回り、直線でもスムーズに抜け出す完璧な競馬を展開するも惜しくも3着まで。

人気を集めたレーゼドラマとクリスマスパレードは、ともに痛恨の出遅れ。後方外からの競馬を強いられ、小回りコースの特性もあって展開的に厳しく、結果はレーゼドラマが10着、クリスマスパレードが9着に終わった。


今後の注目馬

  • 1着 アルジーヌ: エリザベス女王杯でも有力候補だがやめる癖をどうするかが課題になりそう。
  • 9着 クリスマスパレード:前走と今回ともに出遅れてしまい力を出せずじまい。次走人気を落とすようなら狙い目になるかも。

まとめ:クイーンステークス2025の回顧と今後の展望

今年のクイーンステークスは、小回り競馬らしく「枠順の利」と「位置取り」がカギを握る結果となりました。

勝ったアルジーヌは堂々たる横綱相撲で実力を証明。危なげない走りで、改めて力の違いを見せつけました。

2着には、折り合い専念でロスなく立ち回ったココナッツブラウン。

3着は内枠を最大限に活かしたフェアエールングが滑り込み、いずれも小回り特有の立ち回りが光りました。

私は2番人気のココナッツブラウンを「過剰人気」と見て評価を下げたため買えませんでしたが、結果的には馬券を買う皆さんの予想が冴えていた形でしたね。

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