秋の2歳重賞シリーズ第2弾となる「京王杯2歳ステークス(GⅡ)」。
舞台は東京芝1400m、マイル路線・スプリント路線の分岐点ともいえる注目の一戦です。
ここから後の朝日杯FSや阪神JFに直結する重要な前哨戦として、多くの有力馬が集います。
この記事では、過去10年のデータをもとに京王杯2歳ステークスの枠順傾向・脚質傾向・前走ローテ・人気別成績などを詳しく分析していきます。
🏇 基本データ
- 開催時期:2025年11月9日(土)
- コース:東京芝1400m(左回り・Bコース)
- 出走条件:サラ系2歳 オープン (国際)(指) 馬齢
東京芝1400mコース特徴

東京芝1400mは左回りで、直線が約526mと日本で2番目に長いコース。向正面の中ほどからスタートし、最初の3コーナーまで約340m(Aコース時)と適度な距離があります。3コーナー手前には1.5mの上り坂、直線半ばには2.1mの急坂があり、スピードだけでなく最後まで伸びる持続力も求められます。
また、オーバーシード芝で高速馬場になりやすいため、基本的にはスピードと瞬発力を兼ね備えたタイプが好走しやすいコースと言えるでしょう。
🔶 人気別成績の傾向
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1番人気 | 3-2-1-4 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
| 2番人気 | 3-0-0-7 | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
| 3番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
| 4〜6番人気 | 0-4-7-19 | 0% | 13.3% | 36.7% |
| 7〜9番人気 | 2-2-1-24 | 6.9% | 13.8% | 17.2% |
| 10番人気以下 | 1-1-0-45 | 2.1% | 4.2% | 4.2% |
👉 上位人気馬の信頼度はそれなりで、波乱含みの一戦。
昨年は8番人気のパンジャタワー、一昨年は10番人気のオオバンブルマイが勝利しており、人気薄の激走も珍しくありません。
実力差がまだはっきりしない2歳戦らしく、展開や成長度合いひとつで結果が大きく変わる難しいレースと言えるでしょう。
🔶 枠順傾向:中枠〜外枠が優勢
| 枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1枠 | 2-0-0-11 | 15.4% | 15.4% | 15.4% |
| 2枠 | 0-1-1-11 | 0% | 7.7% | 15.4% |
| 3枠 | 2-0-2-11 | 13.3% | 13.3% | 26.7% |
| 4枠 | 1-1-0-14 | 6.3% | 12.5% | 12.5% |
| 5枠 | 2-2-1-12 | 11.8% | 23.5% | 29.4% |
| 6枠 | 1-2-2-13 | 5.6% | 16.7% | 27.8% |
| 7枠 | 0-3-2-17 | 0% | 13.6% | 22.7% |
| 8枠 | 2-1-2-17 | 9.1% | 13.6% | 22.7% |
- 【1〜4枠】複勝率:17.5%
- 【5〜8枠】複勝率:25.3%
東京芝1400mは一般的に内枠が有利とされるコースです。
しかし、当レースの過去10年のデータを見てみると、馬券内率ではむしろ外枠の馬の方が好成績を収めています。
これは、まだキャリアの浅い2歳戦では、馬群で揉まれずスムーズに走れる外枠の方が力を発揮しやすい傾向にあるためと考えられます。
🔶 脚質傾向
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 逃げ | 0-2-0-8 | 0% | 20.0% | 20.0% |
| 先行 | 5-5-7-18 | 14.3% | 28.6% | 48.6% |
| 差し | 5-2-3-46 | 8.9% | 12.5% | 17.9% |
| 追い込み | 0-1-0-34 | 0% | 2.9% | 2.9% |
やや先行馬が有利な傾向にあり、道中である程度の位置を取って、直線でしっかりとした上がりを使える馬が好走しています。
🔶 まとめ:京王杯2歳Sの好走パターン
✅ 先行、差しタイプが有利
✅ 揉まれにくい外枠の方が好成績
✅ 上がりの使える瞬発力がある馬
以上の傾向を参考に予想を組み立てていきたいと思います。


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