府中牝馬S &しらさぎSの回顧


(6/21)日曜の重賞2レースを振り返る

こんにちは。今回は、6月22日(日)に行われた中央競馬のメインレース2つを振り返ります。各レースの展開や勝ち馬の強さ、注目ポイントをまとめてお届けします。


① 府中牝馬ステークス(GⅢ・東京 芝 1800m ハンデ)

1着:  セキトバイースト 浜中騎手 (5番人気) タイム:1:46.0(良)

2着:▲ カナテープ 大野騎手 (3番人気)

3着:◯ ラヴァンダ 岩田望騎手 (2番人気)

1着のセキトバイーストは外目の枠からスッと好位につけると、道中はリズムよく運び、直線ではしぶとく長く脚を使って押し切り勝ち。

まさに「自分の形」に持ち込んだ時の強さを存分に見せてくれましたね。

今後も外枠を引いて、このスタイルなら安定して力を発揮できそうですね。

2着のカナテープはレース道中、勝ち馬をしっかりとマークしながら運ぶ理想的な形。手応えもよく、直線では満を持して追い出されたが、追い上げたところで脚色は勝ち馬とほぼ同じに。差を詰めきれず、最後はそのまま並ぶこともできずの2着という結果になりました。

内容としては決して悪くなく、しっかり力は出し切った印象。ただ、勝ち馬の粘りが見事で、今日はその差が明暗を分けた形となりました。

3着のラヴァンダは枠順的に仕方のない部分もありましたが、それでも位置取りがもう一列前だったら…という内容でした。

序盤からスムーズに流れに乗れず、結果的にポジションがやや後方に。もう少し前で運べていれば展開の恩恵を受けられたかもしれません。

力はある馬でどこからでも競馬出来る強みはあるがなかなか勝ちきれない印象。次走での巻き返しに期待したいですね。

軽ハンデで期待されたカニキュルは、元々気性面に課題がある馬だけに、思うような位置を取りに行くのが難しい馬で、前走のようにスムーズに運べれば、あっさり抜け出して強い勝ち方ができるだけの能力はある。その反面、今日のように思ったような位置が取れず、展開にも泣かされて取りこぼしてしまうこともあるので人気するとなかなか手を出しにくい。

もちろん力負けではないですし、今後も展開や折り合い次第で大きな結果を残せる馬。次走こそはスムーズな競馬で巻き返しを期待したいところです。

あと、期待して印をつけたミアネーロは何もいいところが無く全く読みが外れました💦

タガノエルピーダもいい位置につけ持ったまま最後の直線に向きましたが伸びず5着まででした。


② しらさぎステークス(GⅢ・阪神 芝 1600m)

1着:◎ キープカルム 坂井騎手 (5番人気) タイム:1:33.0(良)

2着:◯ チェルヴィニア ルメール騎手 (1番人気)

3着:  コレペティトール 井上騎手 (14番人気)

勝ったキープカルムは今回は見事な差し切り勝ちとなりました。

内でじっと脚を溜め、最後の直線では狭い間を果敢に突き抜けてのゴール。スムーズとは言い難い中でも、しっかりと進路を見つけて伸び切ったあたり、馬の勝負根性が光りました。

前走では、前が壁になってしまい追い出しが遅れる形に。その悔しさを晴らすような、まさに鬱憤を晴らす勝利だったと思います。今回はその流れを掴み取った、納得の一戦でした。

2着のチェルヴィニアは前走は海外で体重はわからないが、前々走の京都記念からしっかりと絞ってきており、決してベストとは言えない条件の中でしたが、しっかり脚を伸ばしての2着。

ようやく体調面が整ってきた印象。勝ち切るまでには至らなかったものの、この一戦で今後に向けた手応えは十分感じられました。ベスト条件での走りがますます楽しみになる内容でした。

3着のコレペティトールはレースを通してずっと外々を回る厳しい展開。それでも最後の直線ではしっかり脚を伸ばして、なんと3着まで突っ込んできました!

これは…正直なところ、なぜここまで走れたのか分かりません😅

馬の状態が抜群だったのか、それとも何か見落としていた要素があったのか…。とにかく、完全に想定外の好走でした。

印を打っていたダイシンヤマトですが、スタートから積極的にポジションを取りに行ったぶん、道中でペースが落ちた際に少し行きたがってしまいましたね。その影響もあってか、ラストは甘くなってしまい4着まで。それでも内容としては悪くなく、もう少し折り合いがついていれば3着はあったと思うだけに、悔しい結果となりました。

大穴狙いだったタシットは完全な力負けという印象。現状、重賞で通用するにはもう一段の成長が必要かもしれませんね。


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