中京記念は毎年サマーマイルシリーズの一戦として行われる注目のレース。昨年まではハンデ戦として行われていたが、今年から別定戦となり、開催時期も7月から8月に変更された。なので今回は中京芝1600mのデータの傾向を分析していきます。
1. 中京記念2025の基本情報
- 開催時期:8月17日(日)
- コース:中京芝1600m(左回り)
- 条件:3歳以上、別定戦
- 特徴:1、2コーナー中間にあるポケットからのスタートになり、最初のコーナーまでが短く、外枠には不利になりやすい。そして、直線が長く最後の坂もタフなので瞬発力だけでなく持久力も求められる。
2. 人気別成績
人気 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|
1番人気 | 28.9% | 51.3% | 65.9% |
2〜3番人気 | 17.5% | 32.3% | 46.4% |
4〜6番人気 | 7.6% | 16.1% | 28.1% |
7番人気以下 | 2.2% | 5.8% | 9% |
ポイント
- 1番人気の信頼度はそこまで高くない
- ただ、その他の人気も目立った成績はないので人気はそんなに気にしなくて良さそう
3. 枠順別成績
- 内枠(1〜4枠):複勝率やや優勢
- 極端な内・外有利はないが、最初のコーナーまでが短いので1枠は外から挟まれる可能性があり、8枠は外を回される不利を受ける可能性がある
4. 脚質傾向
- 逃げ馬:残りにくい(勝率低め)
- 先行馬:好走率高め、特に内枠+先行は有力
- 差し馬:直線の長さを生かしやすく、上がり3F上位馬の好走多数
- 追い込み:基本的に厳しいが、展開が速くなれば一発あり
6. 予想のポイント
- 先行、差し馬が好成績
- 1枠と8枠の極端な枠は不利を受ける可能性がある
上位人気馬をピックアップ
エコロヴァルツ 牡4 57kg 坂井騎手
中山記念ではタイム差なしの2着と好走。その後の大阪杯(GⅠ)では道中で落鉄の不利がありながら4着に粘った。
前走安田記念(GⅠ)では3コーナーで立ち上がる不利を受けて7着と、ここ2走のGⅠでは本来の力を出し切れなかった。今回のGⅡではスムーズな競馬ができれば勝ち負けできる実力がある。
ウォーターリヒト 牡4 58kg 菅原明騎手
3歳秋に初の古馬混合戦となる3勝クラス、続くリステッド競走を連勝。その後、京都金杯で2着、東京新聞杯では見事1着を飾った。
前走は安田記念(G1)に挑戦し9着だったが、GⅢクラスなら勝ち負け必至の実力を持つ。
エルトンバローズ 牡5 58kg 川田騎手
一昨年の3歳時には未勝利戦から1勝クラス、ラジオNIKKEI賞、毎日王冠と破竹の4連勝を達成。
その後は勝ち星に恵まれていないものの、前走のマイルチャンピオンシップ(G1)では2着と意地を見せた実力馬だ。今回は9か月ぶりの実戦だけに、仕上がり具合が勝敗を左右しそう。
キープカルム 牡4 58kg 松山騎手
前走、新設のGⅢしらさぎステークスで実力馬チェルヴィニアを下した一頭。
ここを勝って力を示し、秋のGⅠ戦線へ弾みをつけたいところ。
マピュース 牝3 52kg 横山武騎手
クイーンカップで2着、桜花賞でも4着と世代上位の力を示してきた3歳牝馬。
斤量52kgの利を活かし、初の古馬混合戦でどこまで通用するか注目される。
まとめ
今年の中京記念は、ハンデ戦から別定戦へと条件が変わり、さらに開催時期もひと月遅れに。例年との違いが大きく、昨年までのデータは参考になりにくい難解な一戦となりそうです。
前日の馬場傾向をしっかりと見極め、展開を踏まえて予想を組み立てていきましょう。
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