【アルテミスステークス2025】過去の傾向分析

東京競馬場・芝1600mで行われる2歳牝馬限定の重賞「アルテミスステークス」。阪神JFを見据えた重要な前哨戦として年々注目度が高まっており、過去の傾向をしっかり押さえておくことは馬券攻略に直結します。この記事では過去10年のデータをもとに、好走馬に共通するポイントを分かりやすく解説します。


◆基本情報

  • 開催時期:10月25日(土)
  • コース・距離:東京競馬場・芝1600m(左回り・Aコース)
  • 出走条件:2歳牝馬オープン (国際) (指) 馬齢戦

東京芝1600mコース特徴

東京芝1600mコースは、左回りで直線の長さが約530mと非常に長く、最後には高低差約2.7mの上り坂が待ち受けるタフなレイアウトが特徴です。スタート地点は向正面の右奥(2コーナー付近)で、3コーナーまで約540mもの直線が続くため、序盤はペースが落ち着きやすく、先行争いも穏やかになりやすい傾向があります。

3コーナー手前からは緩やかな上り坂、3〜4コーナーにかけては下り坂、そして最後の直線で再び上り坂という起伏のある構造で、瞬発力だけでなく持続力も問われるコースです。芝はオーバーシード仕様で、開催時期によっては高速馬場になりやすく、スピードと切れ味を兼ね備えたタイプが有利。全体的に「瞬発力勝負になりやすい東京らしいコース」と言えるでしょう。

◆人気別成績

人気着別度数勝率連対率複勝率
1番人気4-2-0-440.0%60.0%60.0%
2番人気1-5-2-210.0%60.0%80.0%
3番人気2-0-1-720.0%20.0%30.0%
4〜5番人気0-1-4-150%5.0%25.0%
6番人気以下3-2-3-723.8%6.3%10.0%

→上位人気の信頼度が高く、特に1〜3番人気の連対率は非常に優秀な一方で、6番人気以下からも3頭の勝ち馬が出ているように、人気薄の激走も決して珍しくないレースとなっている。


◆前走クラス、キャリア

前走クラス着別度数勝率連対率複勝率
未勝利5-4-3-1816.7%30.0%40.0%
新馬4-4-2-408.0%16.0%20.0%
1勝クラス0-2-3-150%10.0%25.0%
オープン1-0-2-263.4%3.4%10.3%

→キャリア2戦以内の馬は【10-9-8-74】と好成績を残しており、一方でキャリア3戦以上の馬は【0-1-2-26】と結果が振るわない傾向にあります。つまり、経験を積んだ馬よりも、キャリアの浅い“素質馬”の能力がストレートに結果へ反映されやすいレースと言えます。


◆脚質傾向

脚質着別度数勝率連対率複勝率
逃げ0-3-2-50%30.0%50.0%
先行4-2-4-2411.8%17.6%29.4%
差し2-5-4-413.8%13.5%21.2%
追い込み4-0-0-3011.8%11.8%11.8%

→このレースはスローペースからの瞬発力勝負になることが多いため、脚質そのものよりも上がり3ハロンで速い末脚を使える馬が好成績を残す傾向にあります。


◆枠番成績

枠番着別度数勝率連対率複勝率
1枠0-1-1-100%8.3%16.7%
2枠2-1-1-1113.3%20.0%26.7%
3枠0-2-1-120%13.3%20.0%
4枠1-1-0-136.7%13.3%13.3%
5枠0-0-2-130%0%13.3%
6枠1-2-2-125.9%17.6%29.4%
7枠2-1-2-1510.0%15.0%25.0%
8枠4-2-1-1419.0%28.6%33.3%

→2枠の好走率も高いが、総じて外枠からの好走が目立つ傾向にある。


まとめ|狙うべき馬の条件

✅ 1〜3番人気の素質馬

✅6番人気以下の馬にも注目

✅ 前走1着(特に新馬戦を楽勝)

✅ キャリア1〜2戦

✅ 上がり最速 or 上がり2位以内の馬

✅ やや外枠有利か

これらのデータ傾向に複数該当する馬は、やはり信頼度が高い狙いどころとなります。まずはそうした条件面で優位性を持つ馬に注目しつつ、最終的には展開や当日の馬場状態をしっかりと見極めたうえで予想を組み立てていきたいと思います。とくにペースの緩急や馬場の内外有利は結果に直結するため、枠順・天候・直前のレース傾向もしっかり反映させながら精度の高い最終判断をしていく予定です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました