9月13日(土)に行われる チャレンジカップ(GⅢ) の過去の傾向と注目ポイントを紹介していきます。
チャレンジカップは 阪神競馬場・芝2000m内回り で行われる中距離重賞です。
本レースは 2012年から昨年までは年末開催 として定着していましたが、今年は大規模な番組改編の影響で、実に 14年ぶりに9月開催 へと戻ってきました。
さらに、2012~2016年と同様に ハンデキャップ競走 として施行される点も重要な変更点です
阪神芝2000m(内回り)コース分析

阪神芝2000mは内回りコースを使用し、コースを1周強回るレイアウト。スタート地点は正面スタンド前の直線、4コーナー出口付近にあり、最初の1コーナーまでの距離は約325m。スタート直後に急坂があるため序盤はペースが上がりにくい傾向があります。
3コーナーから4コーナーにかけては内回りにしては比較的ゆったりしたカーブになっており、スムーズに加速しやすいポイント。最後の直線は356.5m(Aコース使用時)で、ゴール前に再び急坂が待ち構えています。パワーと持続力が問われるコース形態といえるでしょう。
過去10年の傾向①|人気別成績
12月に行われていた時期は出走頭数が少なめになるケースが目立ち、その影響もあって上位人気馬が順当に走ることが多かった。
ただ、今年は現時点で15頭の出走予定馬が揃っており、さらにハンデ戦として行われるため、例年以上に波乱の要素が十分にあるといえる。
過去10年の傾向②|脚質
- 先行馬が好成績を残しているが、ペースが速くなると差しも届く
- 最後に急坂があるので持続力とパワーが必要になってくる
- 器用に立ち回れる馬が有利になる
👉 先行、差し馬が好成績で、展開次第で変わってくる
過去20年の傾向③|枠順
スタートから最初のコーナーまでが短いコース形態のため、内すぎても外すぎても不利になりやすい。その分、中枠の馬がスムーズに立ち回れるケースが多く、過去のデータでも好成績を残している。
👉 開催時期が変わっているため先週同様なら内有利になるかもしれない
過去10年の傾向④|前走の距離別成績
前走の距離 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
2000m未満 | 3-0-0-15 | 16.7% | 16.7% | 16.7% |
2000m | 0-3-4-33 | 0% | 7.5% | 17.5% |
2000m超 | 4-4-3-16 | 14.8% | 29.6% | 40.7% |
理由ははっきりしないものの、前走と同じ距離を使ってきた馬の成績が最も良くない傾向にあります。
強い根拠とまでは言えませんが、予想を組み立てる際には一応気に留めておいてもいいポイントかもしれません。
チャレンジカップ2025予想ポイントまとめ
- 開催時期の変更 → 12月開催から9月開催へ変わると、出走馬のローテーションや馬場状態(芝の傷み具合・高速馬場かどうか)が大きく変わります。そのため「過去の成績傾向」をそのまま当てはめるのは危険で、開催時期を踏まえた修正が必要になります。
- ハンデ戦に変更 → 別定戦からハンデ戦に変わることで、人気馬が不利になるケースも出てきます。実績馬が斤量を背負って凡走し、軽斤量の伏兵が馬券圏内に来る可能性が高まるため「波乱度」が増します。
なので分析や予想の際には、
「従来のデータ」+「今年の条件変更」
の2軸で考えるのが有効だと思います。
今年もデータは踏まえつつ、変更点を意識しながら馬場状況、展開や枠順を見極めながら予想していきたいところです。
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