毎年、秋の東京芝2000mで行われる「中距離王決定戦」――天皇賞・秋。改めてポイントを整理しておきましょう。
レース概要
- 開催時期:11月2日(日)
- コース・距離:東京競馬場・芝2000m(左回り・Bコース)
- 出走条件:3歳以上 オープン (国際)(指) 定量
注目ポイント
過去10年のデータを見てみると
✔ 1〜3番人気の馬のいずれかが勝利している
✔ 瞬発力勝負に強い東京巧者
✔ 8枠は割引材料
✔ 前走GⅡ、GⅠ組の格上のレースを使ってきている馬が馬券内にきている
✔ 6歳以上も割引材料(馬券内無し)
最終予想
◎ 4枠6番 ブレイディヴェーグ 牝5 56kg 戸崎圭騎手(6番人気想定)
昨年のエリザベス女王杯を制して以来、約1年ぶりの実戦となった府中牝馬ステークスでは、57kgの斤量を背負いながらも上がり最速32.8秒の豪脚で完勝。改めてその高い能力を証明しました。
その後はマイル路線に転向し、マイルチャンピオンシップや安田記念で4着と善戦はしているものの、やはり距離が短い印象を受けました。
そして前走の**新潟記念(芝2000m)**では、1枠1番という最内枠から馬場の悪い内を走らされながらも、0.3秒差の6着と悲観する内容ではありません。
今回は得意の東京芝2000mが舞台。さらに4枠と絶好の枠順を引き、追い切りの動きも圧巻と状態面も申し分なし。
条件がすべて揃ったここは、思い切って本命に推したい1頭です。
○ 7枠11番 シランケド 牝5 56kg 横山武騎手(4番人気想定)
3連勝で中山牝馬ステークスを制し、勢いそのままに挑んだGⅠヴィクトリアマイルでは、直線で馬群の間を鋭く突き抜け、距離がやや短い中でもタイム差なしの3着と勝ちに等しい内容を見せた。
さらに前走の新潟記念では出遅れながらも上がり最速の32.4秒をマークし、先週の菊花賞馬エネルジコを差し切っての完勝。勢い・内容ともに申し分ない。
調教の動きはやや控えめではあるものの、能力面ではここでもまったく引けを取らない存在だ。
▲ 8枠14番 クイーンズウォーク 牝4 56kg 川田騎手(9番人気想定)
左回りでは常に安定した走りを見せており、2走前のヴィクトリアマイルではタイム差なしの2着と力を証明。今回は大外枠に入ったものの、14頭立てと頭数も落ち着いており、そこまで大きなマイナスにはならなそう。
内には先行力のあるメイショウタバルがいるため、その動きを見ながらスムーズに好位を取れそうで、そう考えればこの枠は悪くない。
△ 5枠8番 ホウオウビスケッツ 牡5 58kg 岩田康騎手(8番人気想定)
昨年のこのレースでは楽に逃げる展開から3着と粘りを見せており、舞台適性の高さは証明済み。
今回はメイショウタバルがいるため番手からの競馬になりそうだが、相手がスッとハナを切ってくれれば無理なく折り合える展開も期待できる。うまく流れに乗れれば、昨年の再現があっても不思議ではない。
☆ 3枠3番 ジャスティンパレス 牡6 58kg 団野騎手 (7番人気想定)
天皇賞・秋は一昨年2着、昨年4着とこの舞台で安定した走りを見せており、舞台適性は高い。 その後は掲示板前後の惜しい競馬が続いていたものの、前走の宝塚記念ではブリンカー着用が功を奏し、3着と復調気配を見せた。
今回は先行馬が多く、ペースは流れそうで、ヒモには抑えておきたい一頭。
馬券プラン
馬連ボックス:◎,◯,▲ (計3点)
3連単フォーメーション:◎,◯ー◎,◯,▲ー◎,◯,▲,△,☆ (計24点)
(合計27点)
まとめ
今回は上位人気馬が軒並み最終追い切りで今ひとつの動きだったため、思い切って馬券から外す決断をしました。
過去10年のデータを完全に無視した予想にはなりますが、あの追い切り内容では妙味が薄いと判断し、データ度外視の大穴狙いに切り替えました。
もちろん、上位人気馬の中から1頭は馬券に絡む可能性も十分あります。
ただ、今回はどの馬も決め手に欠けて絞りきれなかったため、思い切って全頭消しのスタンスで勝負します。


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