【スワンステークス2025】過去の傾向

スワンステークスは、秋のマイル重賞・マイルチャンピオンシップへのステップレースとしても注目される舞台。マイラーとスプリンター、タイプの異なる馬同士の対決になることも多く、データを押さえておくと予想精度が上がります。

以下では、過去10年の実績から、「枠順・脚質・年齢・性別・前走ローテ」などの観点で傾向を整理し、予想に使えるファクターを解説します。


スワンステークス2025基本情報

  • 開催時期:10月13日(月)
  • 施行条件:京都芝1400m(右・外回り)
  • 出走条件:3歳以上オープン・(国際)(指) 別定戦

京都芝1400mコース特徴

京都芝1400m(外回り)は、スピードと瞬発力が問われる舞台です。スタートから3コーナーまで512mと十分な距離があり、先行争いは落ち着きやすい傾向。3~4コーナーは内回りよりもアップダウンがきつく、特に下り坂で一気にスピードに乗るため、4コーナー出口で馬群が広がりやすく、差し馬が台頭するシーンも多く見られます。

直線は約400mと平坦で、京都らしい高速決着になりやすいのが特徴。外回りは内回りよりもゴール前の直線が76m長く、逃げ・先行馬だけでなく、展開次第で差し・追い込み馬にも十分チャンスがあります。そのため、レースのペースやメンバー構成、脚質のバランスをしっかり見極めたいコースです。

また、内回り1400mで逃げ切っていた馬が、外回りに替わることで末脚勝負に対応できず後続に捕まるケースも目立ちます。下り坂での加速力と直線での瞬発力、そして高速馬場への適性が勝敗を分けるポイントとなります。

1. 人気傾向

人気着別度数勝率連対率複勝率
1番人気2-2-1-520.0%40.0%50.0%
2番人気4-1-2-340.0%50.0%70.0%
3番人気0-1-0-90%10.0%10.0%
4〜6番人気1-4-3-223.3%16.7%26.7%
7〜9番人気1-1-1-273.3%6.7%10.0%
10番人気以下2-1-3-533.4%5.1%10.2%

京都競馬場は改修後、全体的にレースが荒れやすくなっています。1番人気や2番人気といった上位人気馬も馬券内にはそれなりに入っていますが、それ以上に人気薄の馬たちが好走するケースが目立つようになってきました。


2. 枠順

枠番着別度数勝率連対率複勝率
1枠0-1-2-130%6.3%18.8%
2枠3-1-0-1317.6%23.5%23.5%
3枠0-1-1-150%5.9%11.8%
4枠0-0-2-170%0%10.5%
5枠0-1-3-150%5.3%21.1%
6枠2-1-0-1710.0%15.0%15.0%
7枠3-1-1-1912.5%16.7%20.8%
8枠2-4-1-188.0%24.0%28.0%

この成績を見ると2枠を除いて外枠の馬がやや優勢な傾向にありますが、今年は開催が1週早まってるため、前日や当日の馬場状況をしっかり確認しておく必要がありそうです。


3. 脚質傾向

脚質着別度数勝率連対率複勝率
逃げ1-0-2-710.0%10.0%30.0%
先行1-2-2-312.8%8.3%13.9%
差し4-6-3-496.5%16,1%21.0%
追い込み2-2-4-414.1%8.2%16.3%

昨年まではAコースの3週目での開催でしたが、今年は1週早まって行われるため、例年の傾向よりも逃げ・先行勢が有利になる可能性が高いでしょう。


4. 年齢・性別傾向

馬齢着別度数勝率連対率複勝率
3歳馬5-1-0-1326.3%31.6%31.6%
4歳馬1-2-2-243.4%10.3%17.2%
5歳馬3-5-5-435.4%14.3%23.2%
6歳馬1-2-2-243.4%10.3%17.2%
7歳以上0-0-1-230%0%4.2%

3歳馬の好走が目立っているものの、3歳馬は人気を集めやすくなっており、実際の回収率はそれほど高くありません。そのため、データ上の優位性に惑わされず、「3歳馬が過剰に人気していないか」を見極めることが重要になってきます。

5. 前走距離別

前走距離から着別度数勝率連対率複勝率
距離延長2-2-3-543.3%6.6%11.5%
同距離2-1-1-266.7%10.0%13.3%
距離短縮6-7-6-479.1%19.7%28.8%

前走で今回よりも長い距離を使っていた馬の成績が良くなっています。ただし、昨年までは開催時期が1週遅かったため、馬場が荒れて外差し傾向が強く、外の馬場のいい部分を走れた馬が有利でした。そのため、スタミナを要する展開になりやすく、今年はそれほど気にしなくてもよさそう。


まとめ

近年は波乱の傾向が強く、高配当が狙いやすいレースとなっています。

今年は開催時期が1週早まるため、例年以上に馬場状態の確認が重要です。枠順や脚質による有利・不利をしっかり見極めることが、的中へのカギとなりそうです。

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