シリウスステークスは、毎年秋のダート重賞として注目される一戦です。
今年は阪神ダート2000mで行われ、ダート中距離路線で名をはせた数々の名馬が優勝してきたレースとしても注目を集めています。
今回はシリウスステークスの過去10年の傾向を振り返り、予想のヒントになるポイントを徹底分析します。
シリウスステークス2025の基本データ
- 開催時期:9月27日(土)
- 施行条件:阪神ダート2000m
- 出走条件:3歳以上・ハンデ戦 (国際)(指)
- 過去にはカフェファラオ、オメガパフュームといったG1級のダート馬も出走してきた注目のレースです。
阪神ダート2000mの特徴

阪神ダート2000mは、芝内回り4コーナーポケットからスタートし、約150mの芝部分を走ってからダートに入ります。この芝スタートは外枠の方が芝を長く走れるため、外枠や芝実績のある馬にとって有利に働きます。
スタート後、1コーナーまでの距離は約500mと長めで、序盤はポジションを取りやすいレイアウト。特に最初の平坦部分が1800m戦より長いため、2000mという距離でも前半は速い流れになりやすいのが特徴です。中盤にかけてペースは落ち着き、最後は直線の決め手勝負となります。
ゴール前の直線は約353mとダートとしては長めで、途中には高低差1.8mの急坂が待ち構えているため、最後までパワーとスタミナが問われます。脚質的には、好位で脚を溜めて直線で伸びられる先行馬が有利な傾向にあります。
過去の人気傾向
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
1〜3番人気 | 6-6-6-12 | 20.0% | 40.0% | 60.0% |
4〜6番人気 | 3-2-3-22 | 10.0% | 16.7% | 26.7% |
7〜9番人気 | 0-2-1-27 | 0% | 6.7% | 10.0% |
10番人気以下 | 1-0-0-50 | 2.0% | 2.0% | 2.0% |
過去10年のシリウスステークスを振り返ると、人気馬の信頼度はそこまで高くありません。
ハンデ戦ということもあり、軽量馬や条件戦上がりの勢いある馬が激走するケースも多く見られます。
枠順と脚質の傾向(阪神ダート2000m)
枠順
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 8-2-7-82 | 8.1% | 10% | 17% |
2枠 | 10-5-10-77 | 9.8% | 15% | 25% |
3枠 | 4-12-10-82 | 3.7% | 15% | 24% |
4枠 | 5-9-5-96 | 4.3% | 12% | 17% |
5枠 | 13-10-10-88 | 11% | 19% | 27% |
6枠 | 9-12-11-96 | 7.0% | 16% | 25% |
7枠 | 14-12-7-105 | 10% | 19% | 24% |
8枠 | 9-10-12-112 | 6.3% | 13% | 22% |
阪神ダート2000mは、スタートから1コーナーまで約500mと距離が長いため、枠順による極端な有利・不利は生じにくいコースです。
スタート地点が芝コースからになり、外枠の馬は内枠よりもやや長く芝を走れるため、統計的には外枠がわずかに好走傾向を示しています。ただしその差は決定的ではなく、あくまで「気持ち外枠が有利」程度と考えておけば十分でしょう。
脚質
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
逃げ | 7-11-3-46 | 10.4% | 26.9% | 31.3% |
先行 | 39-29-35-98 | 19.4% | 33.8% | 51.2% |
差し | 9-15-15-202 | 3.7% | 10.0% | 16.1% |
追い込み | 1-4-4-206 | 0.4% | 2.3% | 4.1% |
明らかに逃げ、先行馬有利のコースになっている
ハンデと斤量のポイント
軽斤量馬の激走も目立つが、斤量58kg以上の実績馬も好走しており、力通りに決まるケースもある
まとめ|シリウスステークス2025予想のポイント
- ハンデ戦らしく波乱傾向がある
- 先行力のある馬に注目
- 斤量の重い実績馬も軽視は禁物
シリウスステークスは秋のダート重賞戦線のスタート地点とも言える一戦。
過去の傾向からも「実績馬 vs 上がり馬」の構図になりやすく、展開とハンデをしっかり見極めることが馬券攻略のカギとなりそうです。
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