9月7日(日)に行われた重賞【セントウルS】【紫苑S】のレース回顧


阪神競馬場で行われたセントウルステークス(GⅡ・芝1200m)のレース回顧

レース結果




馬名タイム(上がり3F)
オッズ
1着47カンチェンジュンガ
牡5 496kg(+12) 川田 57.0kg
栗東・庄野
1:07.4 (33.1)19.4倍 (8人気)
2着23ママコチャ 
牝6 498kg(+6) 岩田望 56.0kg
栗東・池江
1:07.5 (34.1)
3/4
3.2倍 (2人気)
3着714トウシンマカオ
牡6 472kg(-14) 横山武 58.0kg
美浦・高柳瑞
1:07.5 (33.5)
クビ
2.5倍 (1人気)

払い戻し

単勝7 1,940円8人気
複勝7
3
14
370円
120円
130円
9人気
2人気
1人気
枠連24 2,950円12人気
馬連37 3,010円13人気
ワイド37 
714 
314 
870円
900円
200円
13人気
15人気
1人気
馬単73 7,830円27人気
3連複37142,120円6人気
3連単731424,560円62人気

レース展開

スタート直後、カルチャーデイがブリンカー効果もあってダッシュ良く飛び出し、外枠からそのままハナを奪う展開に。2番手にテイエムスパーダ、その直後にママコチャが続き、1番人気のトウシンマカオは中団外目からの競馬。最終的に勝ち馬となるカンチェンジュンガは後方インで脚を溜めた。

レースは流れが速く、ハイペースの展開。3コーナー手前ではヨシノイースターが馬群の中で窮屈になるシーンも見られた。

直線に向くと、残り200m過ぎてからママコチャが先頭に。押し切りを図ったが、後方内で脚を溜めて直線外に出したカンチェンジュンガが鋭く伸びて3/4馬身差で差し切った。2着には粘ったママコチャ、さらにその外から伸びてきたトウシンマカオがクビ差の3着に入った。


中山競馬場で行われた紫苑S(GⅢ・芝2000m)のレース回顧

2025年9月7日、阪神競馬場で行われたセントウルステークス(GⅡ・芝1200m)。

スプリンターズステークスの前哨戦として例年注目を集めるこの一戦ですが、今年も短距離界の実力馬が揃いました。

レール結果




馬名タイム(上がり)
着差
オッズ
1着57ケリフレッドアスク
牝3 456kg(+4) 西塚 55.0
栗東・藤原
1:59.1 (34.0)24.9倍 (7人気)
2着45ジョスラン
牝3 470kg(+6) ルメール55.0
美浦・鹿戸
1:59.1 (33.6)
クビ
4.8倍 (2人気)
3着69ダノンフェアレディ
牝3 482kg(+10) 戸崎圭 55.0
栗東・橋口
1:59.3 (33.8)
1馬身
6.2倍 (4人気)

払い戻し

単勝7 2,490円7人気
複勝7
5
9
440円
200円
230円
7人気
2人気
4人気
枠連45 1,100円4人気
馬連57 5,970円19人気
ワイド57 
79 
59 
1,720円
2,320円
800円
19人気
26人気
7人気
馬単75 14,840円45人気
3連複57914,260円43人気
3連単759141,040円366人気

レース展開

レースはケリフレッドアスクが好スタートからハナを切り、これにダノンフェアレディ、サヴォンリンナが続き、1番人気のリンクスティップは5番手の内に控えて最初のコーナーへ。序盤はケリフレッドアスクとサヴォンリンナが4馬身ほど後続を離したが、徐々にペースが落ち着き、1000m通過は60.1秒と高速馬場にしては落ち着いた流れとなり、馬群は一団となっていった。

直線に向くと、マイペースで逃げたケリフレッドアスクがしぶとく粘り込み、最後まで脚色衰えず人馬ともに嬉しい重賞初制覇を飾った。2着には道中、中団外を追走し、直線で力強く伸びた2番人気ジョスランがクビ差まで迫ったが及ばず。さらに1馬身遅れて、好位から粘り込んだダノンフェアレディが3着に入線した。


総括

セントウルステークス2025 レースまとめ

今年のセントウルステークスは序盤からハイペースとなり、前を行った馬には厳しい展開。結果的に差し馬が台頭する流れとなった。

その中で後方内でじっくり脚を溜めていたカンチェンジュンガが直線に入って鋭く伸び、見事に差し切り勝ちを収めた。

一方、注目を集めていた人気の2頭は直線で脚を使って上位に食い込んだものの、結果は2、3着止まり。本番を見据えた叩き台の一戦という仕上がり具合が影響した印象だった。


紫苑ステークス2025 レースまとめ

紫苑ステークスはケリフレッドアスクが好スタートを決め、開幕週の高速馬場を味方にマイペースに持ち込み、最後まで脚色が鈍らず見事な逃げ切り勝ちを収めました。ペース判断も絶妙で、完壁といえる内容でした。

2着にはジョスラン。中団外目から徐々に進出し、直線では鋭く脚を伸ばして勝ち馬にクビ差まで迫りました。勝ちには届かなかったものの、展開不利の中で力を示した点は評価できます。

一方、1番人気のリンクスティップは内の好位を確保し、直線で進路もスムーズに見えましたが、思ったほど伸びきれず8着に敗退。大きなストライドで走るタイプのため、内で窮屈になるよりも外をのびのび走れる展開のほうが向いているのかもしれません。


どちらも秋のGⅠにつながる重要なステップレース。今後の展望を考える上で非常に価値ある一日となりました。

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