秋のG1戦線に向けて重要なステップレースとなるオールカマー(中山芝2200m)。
毎年のように実力馬の始動戦として注目される一方で、人気馬が凡走し穴馬が激走することも珍しくありません。
そこで今回は、2025年オールカマーにおける厳選穴馬候補と危険な人気馬を紹介します。馬券検討の参考にしてください。
オールカマー過去傾向から見えるポイント
内前有利
スタートから1コーナーまで約432mと十分な距離があるため、先行争いは落ち着きやすい傾向です。さらに今週からはCコース替わりとなり、今年は明確な逃げ馬が不在。
例年以上にスローペースになる可能性が高く、ロスなく立ち回れる馬に有利な展開となりそうです。
決め手重視
馬場状態は良好で今年は逃げ馬不在のため、スローペースからのロングスパート戦になると予想されます。
そのため、一瞬の切れ味よりも長くいい末脚を持続できるタイプに注目したいところです。
叩き台の一流馬が人気を集めやすい
ここは秋のG1を見据えた実績馬が叩き台として出走してくるケースが多く、休み明けの実績馬が人気を集めやすい一方で、仕上がり次第では凡走する可能性も十分にあります。
そのため各馬の状態をしっかりと見極めることが重要になります。
2025オールカマー 厳選穴馬候補
2枠2番 リビアングラス 牡5 57kg 鮫島騎手 (想定8番人気)
たぶんこの馬が逃げる形になりそうで、展開や枠順、馬場状況を踏まえると最もこの馬に有利な流れになる可能性が高い。
ただし、コスモキュランダが早めに捲って動いてくると厳しい展開になりかねず、コスモキュランダの動き次第でこの馬の有利不利が大きく左右されそうだ。
7枠8番 リカンカブール セ6 57kg 吉田隼騎手(想定10番人気)
昨年の中山金杯の勝ち馬で、同年のオールカマーでも3着に好走している。その他の成績は安定感を欠くものの、中山競馬場は得意舞台。3走前の中山金杯は出遅れて後方からの競馬となり参考外とできる。
今年も前目につけられそうで、昨年同様にスローペースを先行しての粘り込みには注意が必要だ。
2025オールカマー 危険な人気馬
4枠4番 レガレイラ 牝4 57kg 戸崎圭騎手 (想定1番人気)
中山競馬場という舞台設定はこの馬には合っていると思いますが、休み明けの成績があまり良くない点に不安が残ります。
さらに牝馬ながら負担重量57kgを背負うのはマイナス材料となりそうです。想定1番人気というオッズを考えると妙味も薄く、ここは思い切って馬券候補から外したいと判断します。
まとめ
オールカマーは人気馬が凡走する波乱含みの一戦。
穴馬候補については、前日および当日の馬場状況を確認したうえで、馬券候補に加えるかどうかを最終的に判断していきたいと思います。
秋の大舞台につながる重要な一戦、ぜひ予想の参考にしてください。
コメント