神戸新聞杯は菊花賞トライアルとして毎年注目を集める重要な一戦です。ここでは過去10年の傾向やデータをもとに、予想の参考になるポイントをまとめます。
神戸新聞杯2025の基本情報
- 開催時期:9月21日(日)
- 距離:芝2400m(外回り)
- 出走条件:3歳牡馬・牝馬
- 上位3着までに菊花賞の優先出走権(菊花賞トライアル)
阪神芝2400m外回りコースの特徴と神戸新聞杯の傾向

阪神芝2400m外回りコースは、スタート地点が2000mと同じで、直線の長い外回りコースを使用します。基本的にスローペースからの瞬発力勝負になりやすく、上がり3ハロン34秒前後の決め手が必須条件。下級条件でも34~35秒台の速い上がりが要求されるため、末脚の切れ味は最重要ポイントです。
また、直線が約474mと長く、残り200mから100mにかけて高低差1.8mの急坂が待ち構えており、瞬発力に加えてパワーも必要になります。コーナーを4回まわり、直線の急坂を2度走るため、スタミナの裏付けも欠かせません。
さらに、開催時期が秋ということもあり、野芝主体の馬場は硬くてスピードが出やすく、結果として高速決着になりやすい傾向にあります。そのため、スピードと瞬発力を兼ね備えたタイプが有利と言えるでしょう。
実際に、このコースで行われる唯一の重賞 神戸新聞杯 では、直線での瞬発力勝負を制した馬が好走する傾向が強く、4角でのポジションはそこまで問われません。流れ次第ではマクリも決まり、展開による波乱も考えられる舞台です。
神戸新聞杯 過去の傾向データ
① 人気別成績
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 4-1-0-5 | 40.0% | 50.0% | 50.0% |
2番人気 | 3-2-1-4 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
3番人気 | 2-3-2-3 | 20.0% | 50.0% | 70.0% |
4番人気 | 0-0-3-7 | 0% | 0% | 30.0% |
5番人気 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
6番人気以下 | 0-3-4-77 | 0% | 3.6% | 8.3% |
過去10年での成績を見てみると上位人気馬の信頼度が非常に高いレースです。
→ 軸は上位人気から選ぶのがセオリーか。
② 前走レース別
- 日本ダービー組:圧倒的な好成績。過去10年で馬券圏内の半数以上を占めています。
- ラジオNIKKEI賞組:距離延長で凡走も多め。
- 夏の上がり馬:馬券圏内には来るが勝ち切るのは難しい。
→ ダービー出走馬が中心、穴なら条件戦や重賞勝ち上がりの勢い馬。
③ 脚質傾向
- 阪神芝2400mは直線が長く差し・追込も届く舞台ですが、過去傾向では先行〜差しが安定。
- 逃げ切り勝ちはあまりないが、複勝率は高め。
阪神芝2400m外回りはスローからの瞬発力勝負になりやすい舞台。基本的に位置取りはそこまで重要ではなく、最後にどれだけ速い上がりを使えるかが勝敗を分ける
④ 枠順傾向
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
1枠 | 0-0-1-9 | 0.0% | 10.0% |
2枠 | 0-1-2-9 | 0.0% | 25.0% |
3枠 | 3-1-0-9 | 23.1% | 30.8% |
4枠 | 1-1-0-12 | 7.1% | 14.3% |
5枠 | 3-2-2-7 | 21.4% | 50.0% |
6枠 | 0-1-1-12 | 0.0% | 14.3% |
7枠 | 0-1-1-14 | 0.0% | 12.5% |
8枠 | 1-1-1-13 | 6.3% | 18.8% |
3枠と5枠の成績が良くなっているが初めのコーナーまでが長く、直線も長めなので特別枠順を気にしなくてもいいかと思う。
神戸新聞杯の傾向まとめ
- 上位人気馬の成績が安定している
- 日本ダービー組が中心
- 先行〜差しタイプが好走
- 瞬発力勝負になりやすいので上がりの使える馬が有利
- 直線の急坂を2度走るためパワーとスタミナも要求される
以上の事を踏まえて予想していこうと思います。
コメント