いよいよ牝馬最強決定戦・エリザベス女王杯2025が開幕します。今年もレガレイラが頭一つ抜けた人気になりそうな一戦。ここでは 枠順、脚質傾向、馬場状態、過去データ を踏まえたうえで、最終結論をまとめていきます。
■ エリザベス女王杯2025の注目ポイント
- 京都2200mは 立ち回りとスタミナのバランスが求められるコース
- 枠順は内外で大きな差はないが、内枠の方がやや優勢
- 過去10年では 3歳・4歳世代が好成績
■ 展開予想
逃げ馬はエリカエクスプレスくらいで、基本的には同馬がハナを切る展開が濃厚。
エリカエクスプレスがよほど出遅れたり、他の先行勢が抜群のスタートを決めない限り、隊列は早めに落ち着き、スロー〜平均ペースで流れる可能性が高いでしょう。
あとは、道中でプレッシャーをかけにいく馬が出てくるかどうかがレース全体のペースを左右しそうです。絡んでくる馬がいなければ落ち着いた流れに、反対に早めに競りかける馬がいれば一転してペースが上がる展開も考えられます。
■ 最終予想
◎ 本命馬:5枠10番 セキトバイースト 牝4 56kg 浜中騎手
前走は馬体重が+20kgと余裕残しの仕上げに加え、スローからの瞬発力勝負になったことで、この馬の良さがまったく活きませんでしたので度外視して問題ない一戦でしょう。
むしろ注目したいのは2走前、3走前のように“早めに動いて押し切る”形を取れた時の強い内容です。
京都の馬場は、3コーナーの下り坂からロングスパートになりやすい傾向があり、この馬の持ち味としっかり噛み合う条件です。あとは実際にその展開になるかどうかですが、ハマればこの馬の良さが最大限に発揮されるはず。
そうしたシナリオに期待して、今回は思い切って本命にする価値があると判断しました。
○ 対抗:7枠13番 ココナッツブラウン 牝5 56kg 北村友騎手
3走前の3勝クラスを勝ち上がって以降、一気に本格化してきた印象。2走前のクイーンSでは、直線の残り200mを過ぎてようやく進路が確保できる形で、明らかに脚を余しながらもタイム差なしの2着と能力を示しました。前走も内を通った馬が上位を独占する中で、大外を回しての2着。どちらのレースも不利がありながらしっかり結果を残しており、展開・コース問わず安定して力を発揮できるタイプと言えます。
唯一の不安材料は“当日の輸送”。大きく馬体重を減らすようならパフォーマンスを落とす可能性があり、その場合は評価を下げるつもりです。当日の馬体重とテンションは必ずチェックしておきたいところです。
▲ 単穴:1枠1番 パラディレーヌ 牝3 54kg 岩田望騎手
前走の秋華賞では外を回るロスがありながらも3着と力を示したが、今回は京都外回りに替わる点が大きな追い風。内枠を引けたことで、オークスのようにスタートを決めて押していけば中団あたりのポジションを無理なく確保できるはずだ。京都外回りは直線の入口が開けており、前が詰まりにくいコース形態のため、今回の枠順は明確なプラス材料と言える。
あとは出遅れないこと、そして秋3戦目で疲れが出ていないかどうか——この2点だけが気掛かりだが、スムーズなら勝ち負けに加わるチャンスは十分にある。
△ 連下候補:4枠7番 レガレイラ 牝4 56kg 戸崎騎手
間違いなく能力は上位ですが、どちらかと言えば“中山巧者”という印象が強い1頭。
昨年もスムーズな競馬ができていたとしても、勝ち切るまでは難しく、2着が精一杯だったように思えます。
もちろん今回も馬券内に来る可能性は十分ありますが、人気を背負う分、馬券的な妙味は薄め。
総合的に判断して、今回は抑え評価までとしました。
■ 最終結論
3連単ボックス:◎-◯-▲-△ (計24点)
■ まとめ:エリザベス女王杯2025 最終予想
今年のエリザベス女王杯は難解ですが、その分 馬券妙味はたっぷり。
当日馬場とパドックを合わせて最終判断したいところです。


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