2025年8月17日(日)に行われた中京記念(G3・芝1600m)。
今年から別定戦に条件が変更され、例年のハンデ戦とは違い、力のある馬がそのまま結果に結びつきやすいレースとなると思われましたが波乱の結果となりました。レース展開や各馬の走りを振り返り、来年以降の参考材料として詳しく分析していきます。
レース展開
エコロヴァルツが好スタートを切ったものの、予想通りシンフォーエバーがハナを奪取。52kgの軽量を活かすマピュースが2番手につけ、その直後にエルトンバローズ、エコロヴァルツが続いた。ウォーターリヒト、キープカルムはいつものように後方待機。
道中は予想された通りのスローペースで大きな動きはなく、勝負どころも淡々とした流れ。直線に向くと瞬発力勝負となり、2番手から早めに抜け出した3歳牝馬マピュースが鋭く伸びて押し切った。
クビ差の2着にはマイペースで逃げたシンフォーエバー、さらに半馬身差の3着には、後方から最速の上がりを使って直線で伸びたジューンオレンジが食い込んだ。
払い戻し
単勝 | 1 | 870円 | 5人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 1 5 6 | 340円 830円 1,110円 | 5人気 8人気 10人気 |
枠連 | 1ー5 | 7,390円 | 20人気 |
馬連 | 1ー5 | 11,300円 | 27人気 |
ワイド | 1ー5 1ー6 5ー6 | 3,040円 4,320円 10,170円 | 32人気 41人気 54人気 |
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馬単 | 1→5 | 20,110円 | 55人気 |
3連複 | 1ー5ー6 | 90,630円 | 139人気 |
3連単 | 1→5→6 | 367,690円 | 640人気 |
勝ち馬の走り
勝ったのは3歳牝馬のマピュース。
スタートを決めてスッと2番手につけ、直線で抜け出すという王道の勝ち方を見せました。52kgの斤量に恵まれた面もありましたが、NHKマイルカップ組の他馬が古馬混合戦で結果を出せていなかったこともあり、正直軽視していました。それでも展開を味方につけての見事な勝利で、今後に繋がる内容だったと思います。
2着馬・3着馬の走り
- 2着 シンフォーエバー
いつも通りハナを奪い、他に競りかける馬もいなかったため、自分のリズムで逃げることができた。その展開が功を奏しての2着。 - 3着 ジューンオレンジ
中団やや後方からの競馬。3、4コーナーは内でじっくりと脚を溜め、直線では馬群を上手く捌いて抜け出した。騎手の巧みな立ち回りが光ったが、前の馬が楽をした分、最後は届かなかった。
人気馬の結果
エルトンバローズ(1番人気)
調教の動きからは走れる状態にあると見えたが、勝ち馬の直後のポジションを取ったものの全く見せ場なく8着。
エコロヴァルツ(2番人気)
この馬も状態が万全ではなかったのか、好スタートを決めて道中はじっくり脚を溜められたものの、直線では思ったより伸びず4着。
ウォーターリヒト(4番人気)
展開的に前が止まらない流れの中、後方からでは厳しい形。それでも上がり最速タイとなる33.3秒の脚を使ったが、届かず7着までが精一杯。
レース回顧まとめ
2025年の中京記念は、大方の予想通りスローペースで進み、前が止まらず後方の馬には厳しい展開となった。そんな中、ジューンオレンジはコーナーでロスなく立ち回り、後方からでも3着に好走。
一方、エコロヴァルツやエルトンバローズは、状態が良くなかったのか好位で追走したものの伸びずに馬券外に。
今回の反省点としては、馬の状態を読み切れなかったことと、3歳牝馬マピュースの力を過小評価してしまったことが挙げられる。
結果として完敗でした。
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