🏇 【朝日杯フューチュリティステークス2025】 レース回顧|ダイヤモンドノットが好走もカヴァレリッツォがGI勝利!

開催概要

朝日杯フューチュリティステークス2025(GⅠ)は

・2025年12月21日(日)

・阪神競馬場・芝1600m

・2歳限定マイル王決定戦

として行われた一戦。

2歳最強マイラーの座をかけた熱戦は、最後の直線で劇的な結末となった。


レース結果(上位3着)

着順馬名騎手タイム
1着カヴァレリッツォ 482kg(+4)
牡2 56kg  栗東・吉岡厩舎 
C.デムーロ1:33.2 (34.3)
2着ダイヤモンドノット 472kg(+4)
牡2 56kg  栗東・福永厩舎
ルメール1:33.3 (35.1)
3/4
3着リアライズシリウス 478kg(0)
牡2 56kg  栗東・友道厩舎
坂井1:33.5 (34.6)
1

払い戻し金

単勝8 360円2人気
複勝8
10
12
140円
210円
130円
2人気
5人気
1人気
枠連56 900円5人気
馬連810 1,390円6人気
ワイド810 
812 
1012 
490円
230円
560円
7人気
1人気
8人気
馬単8▶︎10 2,280円10人気
3連複810121,290円3人気
3連単8▶︎10▶︎127,510円20人気

レース概要と馬場状態

早朝から降り続いた雨の影響で 馬場状態は重馬場。全体的に時計のかかる タフなコンディション となった。

ただし、内ラチ沿いは極端に荒れておらず、外を大きく回される馬にとってはロスが大きい馬場。

雨で芝が湿ったことで 直線での瞬発力勝負は起きにくく、最後の切れ味よりも持続力が求められる状況となった。

そのため、先行〜中団で早めにポジションを確保し、内を立ち回れた馬が有利な展開 だった。

レース展開分析

無理なくダイヤモンドノットが先手を奪い、レースは前半から淡々としたミドルペースで進行。

その中で中団の内で脚を溜め、ロスなく立ち回ったカヴァレリッツォが、直線で馬群を捌いて鋭く伸びてきた。

最終的には 位置取りとコース取りの巧拙が明暗を分けた一戦 と言える内容だった。

上位馬の評価

1着 カヴァレリッツォ (2番人気)

スタートを決めると、前走のように外へ膨れることもなく中団の内でしっかり折り合い、脚を温存。直線では内の空いたスペースを迷わず突き、逃げ粘るダイヤモンドノットを3/4馬身差で差し切る快勝。

C.デムーロ騎手の冷静な判断と巧みなコース取りがもたらした勝利となった。

2着 ダイヤモンドノット (5番人気)

スタートを決めると、馬なりのまま他馬の出方をうかがいながら無理なく先手を奪取。

道中もマイペースで運び、直線では「あわや」と思わせる場面を作ったが、最後の急坂でわずかに差し切られて2着に敗れた。

ただし力は十分に発揮しており、勝ち馬が一枚上だったと見るべき内容。

3着 アドマイヤクワッズ (1番人気)

いつも通り後方からの競馬。

コーナーでは外を回される形になり、加えて重馬場も影響して直線で伸びきれず3着まで。

展開と馬場を考えれば悲観する内容ではなく、条件が好転すれば巻き返し可能な一戦だった。


その他人気馬の敗因

4着 エコロアルバ (3番人気)

好スタートを決めたものの、いったん引き下げて外に出す判断を選択。結果的にはそれが裏目に出てしまい、差し切るまでには至らず、直線ではアドマイヤクワッズにも交わされて4着という結果に終わった。

結果論ではあるが、勝ち馬と同じ位置を楽に取れていただけに、悔しさの残る一戦だった。

5着 リアライズシリウス (4番人気)

スタートはこの馬にしては良く、3番手の外目を確保して折り合いもスムーズ。道中の運びからは力を発揮できそうに見えたが、+12kgの馬体重が影響したのか、あるいは初の右回りが合わなかったのか、4コーナー手前から手応えが怪しくなった。直線でも本来の伸び脚は見られず、上位争いから離された5着という結果に終わった。


まとめ:GⅠ朝日杯フューチュリティステークス2025

前走では幼さを見せ、アドマイヤクワッズに僅差で敗れていたカヴァレリッツォだが、今回は騎手の好リードもあって力を余すことなく発揮。見事に雪辱を果たし、GⅠ初制覇を飾った。

一方で、敗れたアドマイヤクワッズ、エコロアルバ、リアライズシリウスも決して力負けではなく、展開や条件ひとつで着順が入れ替わっても不思議はない内容。各馬の成長次第では、今後のクラシック戦線で再び主役争いを演じる可能性も十分にあり、非常に見どころの多い一戦となった。

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