【富士ステークス2025】過去の傾向分析

はじめに

富士ステークス(GⅡ/東京 芝1600m)は、マイル路線の注目重賞の一つ。過去のデータ傾向を押さえることで、馬券戦略の精度を高めたい。本記事では「人気傾向」「年齢・性別」「前走レース」「枠順・脚質・コース特性」など複数の切り口から、富士ステークスの過去傾向を掘り下げていく。


富士ステークス2025基本情報

  • 開催時期:10月18日(土)
  • コース・距離:東京競馬場・芝1600m(左回り・Aコース)
  • 出走条件:3歳以上オープン   (国際) (指) 別定戦

東京芝1600mコース特徴

東京芝1600mコースは、左回りで直線の長さが約530mと非常に長く、最後には高低差約2.7mの上り坂が待ち受けるタフなレイアウトが特徴です。スタート地点は向正面の右奥(2コーナー付近)で、3コーナーまで約540mもの直線が続くため、序盤はペースが落ち着きやすく、先行争いも穏やかになりやすい傾向があります。

3コーナー手前からは緩やかな上り坂、3〜4コーナーにかけては下り坂、そして最後の直線で再び上り坂という起伏のある構造で、瞬発力だけでなく持続力も問われるコースです。芝はオーバーシード仕様で、開催時期によっては高速馬場になりやすく、スピードと切れ味を兼ね備えたタイプが有利。全体的に「瞬発力勝負になりやすい東京らしいコース」と言えるでしょう。

人気傾向

  • 過去10年の単勝人気別成績をみると、1~5番人気から馬券に絡むケースが非常に多い。 → 過去10年で連対馬延べ20頭中19頭が5番人気以内。6番人気以下の馬の勝利はゼロ。 → また、「馬券に絡んだ30頭中、1~5番人気馬が24頭」。
  • 1番人気馬の成績も安定しており、勝率・複勝率ともに無視できない成績を残している。

→ 結論:穴馬狙いも面白いが、軸には上位人気馬を置くのがセオリーといえる。


年齢・性別の傾向

年齢別傾向

馬齢着別度数勝率連対率複勝率
3歳3-1-3-269.1%12.1%21.2%
4歳5-4-1-2215.6%28.1%31.1%
5歳2-3-6-364.3%10.6%23.4%
6歳0-2-0-250%7.4%7.4%
7歳以上0-0-0-120%0%0%

→ 4歳馬が最も信頼できる世代。ただし3歳・5歳も悪くはない。6歳以上は軽視が妥当。

性別傾向

性別着別度数勝率連対率複勝率
牡馬・セン馬7-9-8-1135.1%11.7%17.5%
牝馬3-1-2-821.4%28.6%42.9%

→ 出走頭数は牡・せん馬が圧倒的に多いが、率で見ればむしろ牝馬の方が好成績。少数精鋭の牝馬が強いレースと言える。


前走レース・ローテーション傾向

前走クラス着別度数勝率連対率複勝率
3勝クラス0-0-0-70%0%0%
オープン0-1-0-230%4.1%4.1%
GⅢ4-3-3-536.3%11.1%33.3%
GⅡ1-0-4-87.7%7.7%16.7%
GⅠ5-6-3-2413.2%28.9%46.7%

→ 過去の傾向から見ると、馬券に絡むのは圧倒的に重賞を使ってきた馬が多く、重賞組を中心に狙うのが好結果につながりやすい


枠順・脚質傾向

枠順傾向

枠番着別度数勝率連対率複勝率
1枠1-0-1-146.36.312.5
2枠1-0-1-155.95.911.8
3枠1-0-0-165.95.95.9
4枠2-1-2-1211.817.629.4
5枠3-1-0-1515.821.121.1
6枠0-3-0-17015.015.0
7枠0-2-6-1409.136.4
8枠2-3-0-188.721.721.7

→ 4枠より外の成績がやや良くなっている傾向があるため、馬場状況次第では外枠に入った馬に注目してみるのも面白そうです。

脚質

脚質着別度数勝率連対率複勝率
逃げ0-0-0-100%0%0%
先行3-1-3-2911.1%11.1%19.4%
差し5-4-4-5213.8%13.8%20.0%
追い込み2-5-3-3017.5%17.5%25.0%
  • 基本的には 差し・追い込み馬 が強い傾向。ただし、極端な後方待機は届かないケースも多い。
  • 上り3F最速や上位の上りを持っている馬が好走することが目立つ。
  • ペースが緩みがちな展開の場合、前めで運べる脚質馬が粘る場面もあり得る。

傾向まとめ

以下は、過去傾向から導き出せる「狙い目の馬」

ファクター狙いたい傾向
人気1~5番人気を軸に。特に1番人気は信頼度が高め。
年齢4歳馬を中心に。3歳・5歳も条件次第で有力候補。6歳以上は軽視
性別牝馬に注目。特に人気を背負った牝馬は信頼できる
ローテーション前走、重賞組を重視
コース適性東京芝1600m適性、左回り実績、持続力・底力の要素あり
枠順・脚質外枠有利傾向、差し~中団~前目の脚質バランス重視。上り最速クラスは要チェック

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