ラジオNIKKEI賞&函館記念の回顧

【ラジオNIKKEI賞 回顧】

福島開幕週で行われた3歳ハンデ重賞・ラジオNIKKEI賞は、4番人気のエキサイトバイオ(荻野極騎手)が見事な立ち回りで重賞初制覇を飾りました。2着には2番人気のセンツブラッド、3着には8番人気のインパクトシーが入り、上位人気勢が苦戦する中でやや波乱含みの決着となりました。

勝ったエキサイトバイオは、道中は内の絶好ポジションをキープ。3〜4コーナーもロスなく回り、直線は馬群をうまく縫って伸びる完璧な立ち回り。開幕週の軽い馬場を存分に生かした荻野騎手のファインプレーが光りました。

2着のセンツブラッドも理想的な競馬。逃げ馬のすぐ後ろで流れに乗り、直線も早めに抜け出して見せ場たっぷり。ただ、その後ろで脚を溜めていたエキサイトバイオに差されてしまい、あと一歩届きませんでした。

3着のインパクトシーは中団の外目から勝ちにいく強気の競馬。ロスのある内容でも最後までしぶとく伸びており、内容としては十分評価できるものでした。

一方、本命にしていた1番人気のトレサフィールは、スムーズにハナを切るも直線ではまったく脚が残っておらず9着に沈没。特に厳しい流れだったわけでもなく、敗因は掴みづらい内容でした…。

そして個人的に期待していたバズアップビートも、好位からレースを進めながら全く伸びずの10着。こちらも見せ場すらなく完敗という結果。


ビーオンザカバーは最後方からの競馬。開幕週で前残り傾向が強い小回りコースという条件を考えれば、かなり厳しい展開だったが、そこからしっかり脚を使っての4着は評価していい内容だった。もう少し流れに乗れる位置を取れていれば…という悔しさは残るが、展開ひとつで着順が入れ替わっていてもおかしくない走りだった。次走、展開や馬場傾向が向けば十分チャンスはありそうだ。

開幕週ということもあり、ロスなく立ち回れるかどうかが大きく勝敗を分ける形になった今回のラジオNIKKEI賞。正直、この結果は全く読めず、予想としては完敗でした…。また出直しです。


函館記念の回顧

波乱の決着!10番人気ヴェローチェエラが力強く押し切りV!

今年の函館記念は、まさかの波乱決着。勝ったのは10番人気と低評価だったヴェローチェエラ(佐々木大輔騎手)。道中は中団外を追走し、3コーナーからロングスパートを開始。直線では早めに先頭に立ち、そのまま押し切る見事な内容で重賞初制覇を飾りました。

2着には6番人気ハヤテノフクノスケ(横山武史騎手)が入りました。こちらは好位からスムーズに脚を伸ばしてきたものの、勝ち馬には1馬身半届かず。とはいえ、万全とは言えない状態でのこの走りは地力の高さを感じさせる内容で、次走が非常に楽しみです。

3着には14番人気のマイネルメモリー(菱田裕二騎手)。最後方から脚を伸ばし、最後はしっかりと食い込みました。まさに伏兵が台頭した函館記念らしい大波乱の決着でした。

一方、本命にしていたマコトヴェリーキーは11着と見せ場なく敗退。北村友一騎手のコメントでは「小回りでこの時計では、器用さに欠けるこの馬には厳しかったです。コーナーでスピードに乗せることができませんでした」とのことで、条件が噛み合わなかった印象です。

注目していたマイネルモーントトップナイフはともに見せ場なく敗退という結果になってしまいました。

まずマイネルモーント。洋芝が合わなかったのか、今回はまったく良いところなく12着。道中も反応が鈍く、直線では早々に手応えを失ってしまいました。馬場適性の影響が大きかったように思います。

そして穴狙いで期待していたトップナイフ。スタートを決めて前々でレースを運べたのは良かったのですが、どうも本来の力強さが戻ってきていない印象。最後の踏ん張りがきかず、10着に沈んでしまいました。状態がまだ完全ではなかったのかもしれません。

こちらも完全に予想は裏目。完敗でした…💦

ただ、ハヤテノフクノスケの走りには光るものがあり、状態が戻れば重賞制覇も近いかもしれません。次走以降も注目したい一頭です。

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