秋の中距離王決定戦――天皇賞・秋(GⅠ・東京芝2000m)が、いよいよ今週末に開催されます。
毎年ハイレベルなメンバーが揃い、今年も豪華なメンバーが揃いました。
今回はその中から、「注目の穴馬」と「危険な人気馬」をデータと内容面からピックアップして紹介します。
◆ 天皇賞・秋2025の傾向分析
まずは過去10年の傾向から見ていきましょう。
- 1番人気の勝率が70%と非常に高く、勝ち馬は3番人気以内に収まっている
- 人気薄が相手に食い込むケースも見られる
- 瞬発力勝負に強い東京巧者
- 前走GⅡ、GⅠ組
- 8枠は割引材料
- 6歳以上も割引材料
上記のデータを頭に入れつつ、候補馬を上げていきます
◆ 注目の穴馬候補
① 8枠14番 クイーンズウォーク 牝4 56kg 川田騎手(7番人気想定)
前走は放馬で柵にぶつかり転倒するアクシデントがあり、その影響がどこまで残っているかは気になるところ。ただ、東京競馬場は得意舞台で、今回の14頭立てなら大外枠でも大きな不利にはならない。むしろこの馬にとっては、内で揉まれるよりも外からのびのびと走れる分プラスに働く可能性が高く、人気が落ちるようならぜひ狙ってみたい1頭。
② 7枠11番 シランケド 牝5 56kg 横山武騎手(5番人気想定)
3連勝で中山牝馬ステークスを制し、続くヴィクトリアマイルでも後方から鋭く伸びてタイム差なしの3着と実力を証明。さらに前走の新潟記念では、菊花賞馬エネルジコをねじ伏せての完勝と、まさに今が充実期。勢いそのままに挑むここでも、相手強化とはいえ十分に勝ち負けできるだけの力を秘めている。
③ 4枠6番 ブレイディヴェーグ 牝5 56kg 戸崎圭騎手(6番人気想定)
前走の新潟記念では1番枠からスタートし、終始内の荒れた馬場を走らされる厳しい展開での6着。それでも大きく崩れずに踏ん張っており、内容は悲観するほどではない。近走も安定して力を見せており、今回は得意の東京中距離戦に戻る点が大きなプラス。状態面も良さそうで、人気次第ではぜひ押さえておきたい1頭だ。
◆危険な人気馬
6枠9番 ミュージアムマイル 牡3 56kg C.デムーロ騎手(2番人気想定)
皐月賞での勝ちっぷりは確かに強烈でインパクト十分でしたが、舞台が東京競馬場に替わる点はマイナス材料。広くて直線の長い東京コースでは持ち味を生かしづらく、追い切りの動きも正直もうひとつに見えました。
ここまで人気を集めるようであれば、妙味は薄く、現状では人気が落ちない限り馬券からは外して考えたい一頭です。
◆ まとめ:2025天皇賞・秋は「混戦模様」
今年の天皇賞・秋は、上位人気が拮抗しており、どの馬にもチャンスがある混戦ムード。
過去の傾向から見ても、一発の穴馬が台頭する展開は十分ありえます。
最終追い切りや当日の馬場傾向を踏まえ、レース当日の最終予想で最終結論を更新しますので、ぜひそちらもご覧ください!


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