秋華賞トライアルとして注目されるローズステークス(GⅡ・阪神芝1800m)。
例年、秋の3歳牝馬路線を占う重要な一戦であり、ここから秋華賞に直結する馬も多数出ています。
この記事では、過去10年のローズステークスの傾向をデータから分析し、予想の参考になる注目ポイントを解説していきます。
ローズステークスの基本情報
- 開催:阪神競馬場 芝1800m(外回り)
- 条件:3歳牝馬限定・馬齢戦
- 位置づけ:秋華賞トライアル(3着までに優先出走権)
開幕2週目の阪神芝で行われるため、高速馬場になりやすいのも特徴です。
阪神芝1800m(外回り)コース分析

2コーナー近くの引き込み線からスタートし、すぐに本線へと合流します。使用するのは外回りコースで、最初の3コーナーまでの距離は600メートル以上と十分にあり、序盤はポジション争いが落ち着きやすいのが特徴です。
芝1600mを2コーナー方向に200メートル延長したレイアウトで、道中はマイル戦と同じく平均的に速い流れになります。ただし、1800mでは3コーナー手前でペースが緩む傾向があり、ラップにメリハリが出やすい点がポイントです。
ホームストレッチはAコース使用時で473.6メートルと直線が長く、残り600メートル付近から下り坂が始まります。そのため4コーナーから一気にペースが加速し、ラスト600メートルでは速い脚を持続的に使えるかどうかが勝負の分かれ目となります。
さらにゴール前には高低差1.8メートルの急坂が待ち受けており、最後までスタミナとパワーが求められるタフなコースです。折り合いを欠くと直線で脚を失うリスクが大きいため、しっかり脚をためられる器用さと折り合い能力が重要になります。
過去の傾向① 人気別成績
過去10年の人気別成績を見ると、
- 1番人気【3-2-1-4】
- 2番人気【1-2-2-5】
- 3番人気【1-0-1-8】
→ 上位人気馬の信頼度は比較的高めですが、毎年必ず人気薄が馬券に絡む傾向があります。
特に6番人気以下からの好走が多く、波乱要素を秘めたレースといえます。
過去の傾向② 枠順
阪神芝1800mはスタートから最初のコーナーまで約600m。外枠でもポジションを取りやすく、極端な有利、不利はありません。
過去10年でも 7枠・8枠からの好走が多く、外枠でも十分に勝負になる点は覚えておきたいところです。
過去の傾向③ 脚質
- ローズSは例年ペースが落ちつきやすい傾向にある
- 瞬発力勝負になりやすく、差し・追い込み馬が優勢
- 直線に急坂があるのでスタミナとパワーが必要
過去の傾向④ 前走ローテーション
前走のステップ別では、
- オークス組が王道(特に掲示板に載った馬)
- 条件戦(特に1勝クラス・2勝クラスを勝ち上がってきた馬)からの好走例も多い
→ 特にオークスからの直行組は信頼度が高く、軸馬候補になりやすい傾向があります。
まとめ:ローズステークス予想のポイント
- 上位人気馬は堅実だが、中穴の好走率が高く波乱含み
- 枠順はフラット、特に気にしなくてもよさそう
- 脚質は差し・追い込みが優勢
- オークス組が最有力ローテ
今年のローズステークスも、秋華賞を見据えた有力馬と夏を使って力をつけてきた上がり馬の対決が見どころ。
過去の傾向を踏まえた予想を立てて、馬券戦略に役立てましょう!
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