新潟2歳ステークスは、毎年のように将来の重賞ウィナーやクラシック戦線で活躍する素質馬が登場する注目の一戦です。舞台は新潟芝1600mの外回り。長い直線を活かした瞬発力勝負になりやすく、差し・追い込みが有利というのが大きな傾向となっています。
ここでは、2025年の新潟2歳ステークスにおいて「狙いたい穴馬」と「過信注意の危険な人気馬」を紹介していきます。
新潟2歳ステークスの傾向まとめ
- 上がり3F最速馬が好成績
- 外枠有利・内枠不利の傾向
- 新馬戦・未勝利戦でも 上がり性能を見せた馬が好走
- ペースは落ち着きやすく、瞬発力勝負になりやすい
この条件を前提に、穴馬候補と危険な人気馬を見ていきましょう。
注目の穴馬候補
ヒルデグリム 牝2 55kg 石川騎手 (想定6番人気)
新馬戦は減量騎手の恩恵で52kgと軽斤量でしたが、それでも上がり33.1秒という鋭い脚を繰り出して差し切り勝ち。勝ち方の内容は評価できます。しかも、今回と同じ新潟芝1600mの舞台で結果を出している点はデータ的にも好材料と言えます。
もちろん今回は3kg増となり楽な条件ではありませんが、能力の裏付けは十分。人気次第では妙味のある1頭として狙ってみるのも面白い存在でしょう。
タイセイボーグ 牝2 55kg 田口騎手 (想定5番人気)
前走のダリア賞ではスタートで出遅れてしまい、先行馬有利の展開の中を後方から差して2着を確保。位置取りの不利を跳ね返して結果を残した内容は高く評価できます。
今回は新潟外回りコースに替わることで、直線の長さを活かした末脚勝負になりやすく、間違いなく展開が向く可能性が高い一頭です。
💀危険な人気馬
フェスティバルヒル 牝2 55kg 石橋脩騎手 (想定2番人気)
ミュージアムマイルの妹という血統背景から注目されそうだが、新馬戦の内容を見るとやや課題が残る。直線では抜け出してから遊ぶような仕草も見られ、追ってからの伸びも思ったほどではなかった。
能力は感じるが、現時点では人気先行の印象が強く、馬券的には抑えまでの評価にとどめたい。
リアライズシリウス 牡2 55kg 津村騎手 (想定1番人気)
新馬戦を7馬身差で圧勝したインパクトは大きいが、今回の単勝1倍台という人気は過剰気味に感じる。勝ち方自体は逃げ切りによるものであり、舞台替わりとなる今回は逃げ馬に不利なコース形態。さらに、仮にハナを奪えなかった場合にどんな競馬ができるか未知数な点も懸念材料となる。
実力は認めつつも、相手候補までにしてこの馬を軸に据えるにはリスクが大きい1頭だろう
まとめ
2025年の新潟2歳ステークスは、例年通り「瞬発力勝負」になる可能性が高く、上がり性能を持つ差し馬が狙い目です。
人気を集める前残りタイプや内枠の馬は危険なケースも多いため、穴馬からの馬券妙味が期待できそう。
高配当を狙うなら、新馬戦で上がり最速をマークして勝ち切った差し馬に注目してみてください。
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