2025年11月15日(土)に東京競馬場で行われる武蔵野ステークス(GⅢ・ダート1600m)。
チャンピオンズカップへの重要な前哨戦として毎年ハイレベルなメンバーが集う一戦です。
東京ダート1600mは、スタートしてから約400mが芝スタートという特殊なコース形態。
芝でスピードに乗りやすく、外枠の先行馬が優位に立つ傾向があります。
■ 過去の傾向分析
過去10年のデータを見ると、
- 1番人気【2-1-1-6】と信頼度はやや低め
- 人気薄の好走も目立つ
- 脚質に有利不利はみられない
- 1枠は【0-0-0-18】と過去10年で馬券内なし
■ レース展開予想
アラカサキングがハナを切り、先行勢も何頭か揃っていますが、全体としては 平均ペース に収まりそうです。
東京ダート1600mは芝スタートのため、序盤から自然とスピードが乗りやすく、前半のペースが速くなりがち。しかし今回は 明確な逃げ馬がアラカサキングのみ という組み合わせで、スタート直後に隊列がスムーズに落ち着く展開を想定しています。
そのため、 中団~前めで脚を溜められる差し・先行タイプが有利 。
前半はある程度流れつつも、極端なハイペースまではいかない分、4コーナーで余力を残せる馬が上位争いの中心になりそうです。
最終予想
■ 本命:◎7枠14番 ペプチドナイル 牡7 58kg 藤岡佑騎手
昨年のフェブラリーS覇者で、その後もG1級の一線級メンバーを相手に善戦を続けてきた実力馬。7歳という年齢で多少の衰えはあるかもしれませんが、近走の内容を見る限り大きく力が落ちた印象はありません。
このメンバーでも上位争いに加わる可能性は十分。安定した走りを評価し、本命に推しました。
■ 対抗:○5枠9番 マテンロウコマンド 牡3 57kg 松山騎手
4連勝で園田の兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ)を制し、その後の北海道スプリントカップでもヤマニンチェルキに次ぐ2着と重賞級の相手に通用する走りを披露。前走のリステッドではオメガギネスには完敗したものの、ユティタイムやロードフォンスを抑えて2着確保と、着実に力をつけてきている印象です。
現在想定9番人気なら妙味十分で、ぜひ馬券には抑えておきたい1頭です。
■ 単穴:▲2枠4番 コスタノヴァ 牡5 59kg ルメール騎手
東京ダート1600mは〈4戦4勝〉とパーフェクトな成績。
今年のフェブラリーSを制した実績からも、この条件では明らかに能力上位といえます。
ただし前走は大きく出遅れてしまい、まったく力を発揮できないまま大敗。
その影響がどこまで尾を引いているのか不安が残るため、今回は評価を少し下げました。
■ 抑え:△6枠11番 オメガギネス 牡5 57kg 岩田康騎手
まだ重賞勝ちはないものの、勝つ時は常に2着以下を大きく突き放す派手な勝ち方が魅力の一頭。ただ、今回は思った以上に人気を集めそうで強気には買いづらい。
それでも能力自体は確かなので、馬券には抑えておきたい存在です。
最終結論
3連単ボックス:◎-○-▲-△ (計24点)
■ まとめ:
今年の武蔵野ステークスは人気馬が信頼しきれず、中穴勢が台頭する可能性大。
展開次第で波乱含みの一戦になりそうです。


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