◆みやこステークス2025の展望
11月9日(日)京都競馬場で行われる【みやこステークス(GⅢ・ダート1800m)】は、チャンピオンズカップへ向けた重要な前哨戦。
例年、実績馬と勢いある上がり馬が激突する見応えある一戦で、展開ひとつで結果が大きく変わる“波乱含み”のレースとしても知られています。
今年も豪華メンバーが揃いましたが、先行勢が多く、ペースは速くなる可能性が高いとみています。
前がやり合えば差し馬が台頭する展開も十分考えられるでしょう。
◆京都ダート1800mのコース特徴
京都ダート1800mは基本的には内前有利のコース形態。
ただし、ハイペースになれば、中団差しの馬が台頭するケースも多く見られます。
スタート地点は正面スタンド前の直線半ば。1コーナーまで約286mと短めで、先行争いはやや落ち着きやすい傾向です。
坂を上って下る特徴的なレイアウトで、全体的に時計が出やすいコースで、パワーよりもスピードと器用さが求められるのが特徴です。
◆展開予想
先行タイプが揃い、前半からペースは速めの想定。
ハナを主張する馬が複数いるため、中団から長く脚を使えるタイプを重視したいところです。
特に直線の坂下りを活かして一気に脚を伸ばせる差し馬が浮上する可能性があります。
◆最終予想
◎:5枠9番 アウトレンジ 牡5 58kg 松山騎手
前走の帝王賞(JpnⅠ)ではミッキーファイトにクビ差まで迫る惜しい内容。GⅠ級の走りを見せており、今回も同じパフォーマンスができれば勝ち切っても不思議ではない。
ここは人気を背負ってしまっているが本命視したい。
○:8枠14番 ペリエール 牡5 57kg 佐々木騎手
オープン、GⅢと勢いのままに2連勝。前走ではロードクロンヌを相手に完勝と、内容も文句なし。1800mへの距離延長もこれまでのパフォーマンスを見る限り不安はなく、さらなる前進が期待できそうです。
▲:7枠12番 ダブルハートボンド 牝4 55kg 坂井騎手
無傷の5連勝でオープン特別を制し、勢いそのままに挑んだ前走のブリーダーズゴールド(JpnⅢ)では、オーサムリザルトに徹底マークされる厳しい展開。それでも2着に踏ん張った内容は評価できる。
ただ、今回も逃げ・先行馬が揃っており、再び厳しい展開が予想されるため、ここはやや評価を下げたい。
△:4枠6番 ロードクロンヌ 牡4 57kg 横山和騎手
オープン入り後はGⅢで3着、2着、2着と惜しい競馬が続いており、勝ち切れないものの安定感は抜群。展開ひとつで勝ち負けに持ち込めるだけの力はあるので、ここも軽視はできない1頭。
☆:4枠7番 シゲルショウグン 牡5 57kg 幸騎手
前走は逃げずに控える競馬で勝利できた点は大きな収穫。今回は逃げ、先行馬が多く展開が厳しくなりそうだが、自在に立ち回れる強みがあり展開に左右されにくい。
あとはメンバーレベルが上がる中でどこまで通用するかがカギとなる。
◆最終結論
3連単:⑨⑭⑫ー⑨⑭⑫⑥ー⑨⑭⑫⑥⑦ (計27点)
◆まとめ
今年のみやこステークスは、先行馬が多く揃っており、展開次第では差し馬にも十分チャンスがあるレースになりそうです。
もし馬場が重馬場以上に悪化するようであれば前有利の展開が濃厚ですが、良馬場であれば差し脚が生きる展開になると見ています。
特に当日の天候次第では馬場状態が大きく左右されるため、雨の影響で馬場が悪化するようならペリエールの評価を下げるつもりです。
➡展開の鍵はペース次第。先行勢がやり合えば差し馬の台頭も十分!
➡チャンピオンズカップへ向けた重要な一戦、最後の直線攻防に注目です。


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