エリザベス女王杯(GⅠ)は、3歳以上の牝馬が集う一戦。
ここでは過去10年の傾向データをもとに、好走パターンや注目ポイントをわかりやすく解説します。
今年の予想を立てるうえで、ぜひ参考にしてください。
エリザベス女王杯2025基本情報
- 開催競馬場:京都競馬場
- コース:芝2200m(右回り・外回り・Bコース)
- 時期:11月16日(日)
- 出走条件:3歳以上 オープン・定量戦 牝馬限定 (国際)(指)
🏟 コース傾向:京都芝2200m外回りの特徴

外回りコースを1周強するレイアウトで、内回りの直線入り口付近がスタート地点。1コーナーまでの距離は約400mあり、序盤は位置取り争いが落ち着きやすい。向正面から3コーナーにかけては約4.3mの上り坂があり、3コーナーの頂上から4コーナーにかけて一気に下る構造。その後は平坦で、最後の直線は約404m(Aコース時)と十分な長さを持つ。
テンの入りは速くなるが、1コーナーまでの距離があるため無理な先行争いは起きにくく、全体としては落ち着いた流れになりやすい。レース中盤はバックストレッチの長さを活かして各馬が脚を溜め、3〜4コーナーの下りで一気にスピードが上がる展開が多い。
古馬のレースでは上がりの速い持続力勝負になりやすく、一瞬の切れ味よりも長くトップスピードを維持できるタイプが有利。また、後方一気は届きにくく、ある程度前めの位置を取ることが重要。ペースや展開次第では逃げ・先行勢の行った行ったになることもあり、レース展開の読みが結果を大きく左右するコースです。
🧭 枠順傾向
| 枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1枠 | 3-0-2-13 | 16.7% | 16.7% | 27.8% |
| 2枠 | 2-2-1-15 | 10.0% | 20.0% | 25.0% |
| 3枠 | 1-2-1-16 | 5.0% | 15.0% | 20.0% |
| 4枠 | 0-0-3-17 | 0% | 0% | 15.0% |
| 5枠 | 0-2-1-17 | 0% | 10.0% | 15.0% |
| 6枠 | 3-1-1-15 | 15.0% | 20.0% | 25.0% |
| 7枠 | 0-0-1-24 | 0% | 0% | 4.0% |
| 8枠 | 1-3-0-23 | 3.7% | 14.8% | 14.8% |
過去10年の枠順別成績を見ると、
内枠と外枠を大きく分けた場合は、やや内枠の方が好成績を収めている傾向にあります。
🏇 脚質傾向
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 逃げ | 0-2-0-8 | 0% | 20.0% | 20.0% |
| 先行 | 2-5-2-25 | 5.9% | 20.6% | 26.5% |
| 差し | 8-3-7-59 | 10.4% | 14.3% | 23.4% |
| 追い込み | 0-0-1-47 | 0% | 0% | 2.1% |
過去10年の脚質別成績では、差し・先行タイプが中心。
特に直線の長い京都外回りでは、中団から長くいい脚を使える馬が好成績を収めています。
展開予想と馬場読みが勝負のポイントです。
🎯 年齢別成績
| 馬齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 3歳 | 3-3-3-23 | 9.4% | 18.8% | 28.1% |
| 4歳 | 5-5-6-47 | 7.9% | 15.9% | 25.4% |
| 5歳 | 2-1-1-52 | 3.6% | 5.4% | 7.1% |
| 6歳以上 | 0-1-0-18 | 0% | 5.2% | 5.2% |
過去の年齢別成績を見ると、3歳・4歳世代が中心で、毎年安定した好走を見せています。
一方で、6歳以上になると勝ち馬が出ておらず、馬券内率も大きく低下しており、年齢的な衰えやピークを過ぎた影響が見られます。
基本的には、勢いのある若い世代を中心に狙うのがセオリーといえるでしょう。
🏆 人気傾向
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
| 1番人気 | 1-3-2-4 | 10.0% | 40.0% | 60.0% |
| 2番人気 | 1-0-2-7 | 10.0% | 10.0% | 30.0% |
| 3番人気 | 5-0-2-3 | 50.0% | 50.0% | 70.0% |
| 4〜6番人気 | 2-2-4-22 | 6.7% | 13.3% | 26.7% |
| 7〜9番人気 | 1-3-0-26 | 3.3% | 13.3% | 13.3% |
| 10番人気以下 | 0-2-0-78 | 0% | 2.5% | 2.5% |
過去10年で見ると、1番人気の勝率はわずか10%とやや信頼度が低めですが、複勝率は60%とそこそこの成績を残しています。
一方で、3番人気の成績が非常に優秀で、人気サイドの中では狙い目といえる存在です。
また、2桁人気の激走例もありますが、その数は限られており、基本的には上位人気馬〜中穴人気馬中心の決着が多い傾向にあります。
💡 エリザベス女王杯 過去傾向まとめ
| 分析項目 | 傾向まとめ |
|---|---|
| コース | 一瞬の切れ味よりも長くトップスピードを維持できるタイプが有利 |
| 枠順 | 内枠の方がやや好成績 |
| 脚質 | 先行、差し馬が中心 |
| 年齢 | 3歳、4歳中心。6歳以上は割引 |
| 人気 | 1番人気は馬券内率はそこそこ。中穴人気までが狙い目 |
📝 まとめ:展開と馬場を読むのが鍵!
エリザベス女王杯は、毎年ペースや馬場で傾向が大きく変わる一戦。
基本的には差し・先行タイプ中心という構図ですが、
当日の馬場状態と展開をしっかり読んで狙い馬を選ぶことが重要です。


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