9月6日(土)に行われた重賞【京成杯AH】と【札幌2歳S】のレース回顧


京成杯オータムハンデキャップ(GIII)回顧|2025年9月6日 中山 芝1600m

レース結果

着順枠番馬番馬名タイムオッズ
1着11ホウオウラスカーズ
牝7 456(0) 木幡巧 52.0kg
美浦・高木
1:31.3(33.1)89.5倍
(13人気)
2着23ドロップオブライト
牝6 446(+8) 松若 56.0kg
栗東・福永
1:31.4(33.9)20.4倍
(11人気)
3着47コントラポスト
牡5 466(-4) 丸山元 56.0kg
美浦・菊沢
1:31.4(33.6)6.7倍
(2人気)

払い戻し

単勝18,950円13人気
複勝1
3
7
1,670円
600円
250円
13人気
11人気
2人気
枠連123,730円20人気
馬連1351,340円75人気
ワイド13
17
37
11,450円
6,480円
2,170円
75人気
62人気
29人気
馬単13107,070円155人気
3連複13788,130円211人気
3連単1→3→7934,100円1,593人気

展開分析・レース回顧

スタートからドロップオブライトが好スタート。内枠を利したアスコルティアーモが先頭に立ち逃げの形。3番手外にはエリカエクスプレス、その後ろにはコントラポストが好位を確保。そして逃げ馬の直後にダイシンヤマト、さらにその後ろにシヴァース、その直後に勝ち馬ホウオウスカーズが追走する隊列となった。

道中は開幕週にしては流れが落ち着き、直線に向くと、まずドロップオブライトが抜け出しを図り、エリカエクスプレスは手応えをなくして後退。そこへコントラポスト、ダイシンヤマトが脚を伸ばし、シヴァースも進路を求めて外へ持ち出す。

その瞬間、シヴァースの外に進路を取ったことでできたスペースを、ホウオウスカーズが内からスルスルと突いて一気に差し切り勝ち。2着には粘り込んだドロップオブライト、3着には好位から脚を使ったコントラポストが入線した。

1番人気のエリカエクスプレスは4コーナーで手応えを失い11着と大敗。シヴァースは最後まで進路が開かず、不完全燃焼の競馬に終わった。


札幌2歳ステークス(GIII)回顧|2025年9月6日 札幌 芝1800m

レース結果


枠番
馬名タイムオッズ
1着44ショウナンガルフ
牡2 472(-2) 池添 55.0kg
栗東・須貝
1:50.6(35.0)3.4倍
(1人気)
2着11ジーネキング
牡2 478(+4) 斎藤 55.0kg
美浦・斎藤誠
1:50.6(36.1)31.1倍
(10人気)
3着811スマートプリエール
牝2 476(+10)武豊 55.0kg
栗東・大久保
1:50.9(35.7)5.3倍
(4人気)

払い戻し

単勝4 340円1人気
複勝4
1
11
170円
590円
170円
3人気
10人気
2人気
枠連14 6,330円22人気
馬連14 4,640円18人気
ワイド14 
411 
111 
1,370円
460円
1,580円
16人気
3人気
22人気
馬単41 6,300円23人気
3連複14116,410円20人気
3連単411132,110円106人気

展開分析・レース回顧

レースはジーネキングが好スタートから主導権を握り、マイペースの逃げに持ち込む展開。

一方、2番人気のアーレムアレスは痛恨の出遅れで最後方からの競馬となった。

1番人気ショウナンガルフは中団インで脚をため、スマートプリエールは中団外につけて追走。

3コーナー手前からアーレムアレスが動いていくと、それに呼応する形で各馬も仕掛けを開始し、直線は一気にスピード勝負へ。

逃げ粘るジーネキングに対し、大外から鋭く伸びたショウナンガルフがゴール前でクビ差交わし勝利。

3着には、外から脚を伸ばしたスマートプリエールが入線した。

まとめ

京成杯オータムハンデは、内でじっくり脚を溜めて直線で上手く進路を確保した人気薄のホウオウスカーズが鮮やかに差し切って勝利。

2着には、好スタートから距離延長にも対応し、高速馬場を味方につけて上手く立ち回ったドロップオブライトが粘り込み、こちらも人気薄での激走となりました。

結果的に、5着までに入ったのはすべて内枠の馬という内容で、開幕週の馬場と内有利の傾向が色濃く出た一戦となりました。


札幌2歳ステークスは、ショウナンガルフが力の違いを見せつけて快勝しました。道中は中団で脚を溜め、3〜4コーナーでは6頭分外を回りながらもゴール前で差し切る。現時点での完成度とポテンシャルの高さを示す内容でした。

2着のジーネキングは好スタートからマイペースに持ち込み、最後までしぶとく粘り込み。持てる力をしっかり発揮しての好走でした。

3着のスマートプリエールも力は出し切りましたが、勝ち馬とは現時点での地力の差があった印象です。

一方、2番人気のアーレムアレスは痛恨の出遅れ。位置取りが後ろになってしまい力を出し切れませんでしたが、巻き返しの余地は大きく、次走以降の反撃に注目したいところです。

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