ここでは福島、小倉、函館で行われるメインレース「TUF杯(福島)」「マレーシアカップ(小倉)」「TVh杯(函館)」の3本立てで予想していきます!
■福島11R TUF杯(3勝クラス・ダート1150m・定量)
【傾向】
TUF杯が行われる福島ダート1150mは、向正面ポケットからの芝スタートが特徴のコース。スタート直後に芝を走ることで、テンのスピードが上がりやすく、前半からペースが速くなりがちです。
基本的には「前有利」の傾向が強く、逃げ・先行馬が好成績を収めることが多いです。
ただし、クラスが上がるとハイペースになりやすいため、ある程度の地力や脚を持った差し馬が展開に乗じて突っ込んでくるケースも見られ、展開次第では差しがハマることもあります。
【注目馬】
◎ 6枠11番 エコロアゼル 丸山騎手 55kg
今回注目したいのは、ダート1200m戦で【3戦3勝】とパーフェクトな成績を残している3歳馬。前走は重馬場での開催だったが、逃げて2着馬に0.8秒差をつける圧巻の勝利。馬場の恩恵があった可能性はあるとはいえ、それでも楽に押し切った内容は高く評価できる。
3歳ということで他馬に比べて負担重量が軽く、さらにスピードを活かせる先行力も大きな武器。相手強化の一戦ではあるが、勢いと軽斤量を武器に押し切るシーンがあっても何ら不思議ではない。条件さえ揃えば、上のクラスでも通用する可能性を秘めている。
〇 8枠15番 オーブルクール 石橋脩騎手 56kg
こちらもダート1200mでは【3.1.0.0】と抜群の成績を誇っており、非常に相性の良い条件です。
さらに前走の時計も優秀で、状態面の良さも感じられます。舞台適性、近走内容の充実ぶり、先行力を考えると、ここでも好勝負を期待していい1頭だと思います。
▲ 8枠16番 ショウナンアビス 大野騎手 58kg
前走は展開やペースが向かず、持ち味を発揮できないまま崩れてしまいました。ただ、それまでの内容からも分かるように、本来は安定した走りができるタイプ。力負けではなく、あくまで流れが合わなかっただけと見れば、今回は見直しが可能です。条件が噛み合えば、巻き返しは十分に期待できるでしょう。
△ 1枠2番 ミユキアイラブユー 横山琉騎手 58kg
今回は福島ダート1150mという舞台。過去に【1.1.0.0】と好相性を見せており、舞台設定としてはプラス材料。ただし、ひとつ気がかりなのはその馬格。超大型馬だけに、小回りコースの内枠はやや不利に働きそうな印象を受ける。
コーナーでの機動力や立ち回りの上手さが求められるこのコースでは、どうしても大きな馬体がアダになることも。できればスムーズに外へ持ち出せる展開が理想で、そこさえクリアできれば持ち前のパワーで一気に突き抜ける場面も十分ありそうだ。
条件は整っているだけに、枠と位置取りがすべてを左右する一戦になりそう。
■小倉11R マレーシアカップ(3勝クラス・芝1800m・ハンデ)
【傾向】
小倉芝1800mは内枠・先行有利で、コース形態からも前目で運べる器用な馬が活躍しやすい条件です。
【注目馬】
◎ 3枠3番 アウフヘーベン 菱田騎手 53kg
今回は斤量が大きな魅力。これまでよりも軽くなる分、パフォーマンスの向上が期待できる一戦となりそうです。
加えて、舞台となる小回りコースもこの馬には合っていそう。器用さが求められるコース形態は、持ち前の立ち回り力が活きる展開になるはずです。
展開や位置取り次第では、上位争いに食い込んできてもおかしくない存在。
〇 4枠4番 コルレオニス 坂井騎手 56kg
前走は2勝クラスを完勝。スタートから好位につけて、直線では後続を突き放す余裕のある内容で、力の違いを見せつけました。先行力があり、今回もすんなり良い位置を取れそうなのは大きな強み。
▲ 6枠6番 バッデレイト 川田騎手 57kg
これまでの戦績を振り返っても、崩れたのはGⅡ神戸新聞杯のみ。それ以外のレースでは常に安定した走りを見せており、脚質的にも自在性があり、展開に左右されにくいのも強み。今回も持ち前の安定感で好走を期待できそうです。
△ 8枠10番 メルユアハート 吉村騎手 54kg
近走は勝ち切れないものの、差のない競馬が続いている。展開や枠順ひとつで着順が入れ替わっていてもおかしくない内容です。今回は先行力を活かせる小回りの平坦コース。これまでのレースぶりからも、この条件は間違いなくプラス材料でしょう。うまく流れに乗れれば、押し切りまであっても不思議ではありません。
■函館11R TVh杯(3勝クラス・芝1200m 定量)
【傾向】
函館芝1200mは「内枠・先行有利」「洋芝でパワー型が強い」「短い直線で位置取りが重要」「差し・追い込みも展開次第で好走」
【注目馬】
◎ 3枠3番 ポエットリー 鮫島騎手 56kg
函館での成績は〔2.0.0.1〕と得意舞台であることは間違いなく、実績のあるこのコースなら大きな期待が持てそうだ。前走はスタートで大きく出遅れてしまい、流れに乗れずの6着と着順こそ振るわなかったが、内容的には決して悲観するものではない。スムーズな競馬さえできれば上位争いは十分可能。ここは地力を信じて巻き返しを狙いたい一戦だ。
〇 4枠5番 ドゥアムール 丹内騎手 53kg
前走は初めての混合戦挑戦ながら完勝劇。クラスが上がっても通用するだけのポテンシャルを証明してみせました。レースぶりも堂々としており、直線では他馬を寄せ付けない伸び脚。
今回も勢いそのままに一気の連勝してもおかしくない。
▲ 6枠9番 ソルトクイーン 横山武騎手 56kg
休み明けの前走を出遅れながら3着。休み前に連勝しておりここも期待。
△ 7枠12番 レオテミス 佐々木騎手 56kg
前走は重馬場に泣かされたと関係者のコメント。道中の進みもひと息で、この馬らしい伸び脚を発揮できないままの凡走となりました。敗因が馬場にあったとすれば度外視しても良さそう。
今回、馬場が回復するようであれば、見直しが必要な1頭。力を出し切れれば、巻き返しは十分に可能です。
【まとめ】
TUF杯:◎、◯の馬連と4頭の三連単ボックス。
マレーシアC:小頭数で配当次第では見。
TVh杯:4頭の三連単ボックス。
夏競馬の荒波を上手く乗り切っていきましょう!暑さに負けず、冷静に馬券も組み立てたいところです。
※最終結論は馬場状態・パドックを見ての判断をおすすめします
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