中山芝1600mで行われる牝馬限定のハンデ重賞ターコイズステークス(GⅢ)。
毎年のように波乱含みの決着となる一方で、
「勝ち馬は上位人気から」という明確な傾向もあるレースです。
この記事では
- 過去傾向から導くレースのポイント
- 最終的な本命・対抗・穴馬
- 危険な人気馬
- 点数を絞った買い目戦略
を 最終結論 としてまとめます。
ターコイズS2025のレース傾向(おさらい)
まずは簡単に過去の傾向を整理します。
✔ 勝ち馬はほぼ5番人気以内
→ 過去10年で6番人気以下の勝利はわずか1頭のみ
✔ 前有利の中山マイル
→ 逃げ残りもそこそこあり、前有利な傾向
✔ ヒモ荒れが多い
→ 2・3着に人気薄が絡みやすく、配当妙味あり
✔ 距離延長組は割引
→ 前走1400m以下からの距離延長馬は不振傾向
ターコイズS2025 最終予想
◎ 本命:4枠8番 ドロップオブライト 牝6 56kg 松若騎手
基本的にはこれまで1200m戦を主戦場としてきた馬だが、1600m戦でも十分に対応可能な実績を持っている。実際、2走前には今回と同舞台となる京成杯オータムハンデ(GⅢ)で2着に好走しており、他にもマイル戦で3着が2回と距離不安は感じられない。
むしろ近走の1200m戦ではテンのスピードで置かれる場面が目立っており、現状は1600mの方がこの馬のリズムや脚質に合っている印象だ。
また、松若騎手との相性も良く、2走前の好走を再現できるだけの条件は揃っている。展開ひとつで再び上位争いに加わる可能性は十分にあるだろう。
○ 対抗:1枠2番 スリールミニョン 牝3 53kg 永島騎手
近走はスタートダッシュがつくようになり、2勝クラス・3勝クラスを連勝。先行力が身についたことでレース運びに安定感が生まれ、内容面でも着実な進化が感じられる。
マイル戦についても、阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ)5着、チャーチルダウンズC(GⅢ)4着と重賞で結果を残しており、距離適性に不安はない。当時と比較して馬体重が増加している点からも成長が数字に表れており、心身ともに完成度が高まった今はまさに充実期と言える。
今回は53kgの軽ハンデに加え、1枠2番の好枠を確保。スタートを決めてスムーズにハナ、もしくはマイペースで先行できれば、展開ひとつで一発があっても不思議ではない存在だ。
▲ 単穴:3枠6番 ウンブライル 牝5 55.5kg ルメール騎手
前走の富士ステークス(GⅡ)では、GⅠ級の強豪が揃うハイレベルな一戦の中で、勝ち馬と差のない5着と健闘。着順以上に内容は評価できる。
中山芝1600mは、3歳時にニュージーランドトロフィー(GⅡ)で2着に好走しており、コース適性にも不安はない。
さらに今回はルメール騎手が継続騎乗となる点も心強く、スムーズな競馬ができれば初重賞制覇の可能性も十分。
△ 抑え:1枠1番 リラボニート 牝4 53kg 丹内騎手
2勝クラス、3勝クラスを連勝し勢いに乗ってオープン入り。前走のアイルランドトロフィー(GⅡ)は8着に敗れたものの、勝ち馬から0.6秒差と着順ほど内容は悪くなかった。
重賞でも一定の通用目途は立てており、今回はハンデ戦で斤量53kgと条件は好転。クラス慣れと斤量減を活かせれば、上位争いに加わるチャンスは十分にありそうだ。
☆ 抑え:8枠16番 チェルビアット 牝3 54kg 戸崎圭騎手
桜花賞(GⅠ)6着、NHKマイルC(GⅠ)では3着と、世代トップクラス相手に好走してきた実績は素直に評価したい。前走の3勝クラスも力の違いを見せつける完勝で、近走内容から人気になるのはやむを得ないところだろう。
ただし、NHKマイルCの好走は展開がハマった印象も強く、今回そこまで人気を集めるとなると馬券的な妙味はやや薄いと判断した。加えて、これまで手綱を取っていたルメール騎手が今回は騎乗してこない点も不安材料のひとつ。
能力は認めつつも、過剰人気の可能性を考慮し、今回は 評価を一段下げて抑えまで としたい。
💀 危険な人気馬
ビップデイジー 牝3 54kg 西村淳騎手
ローズSでは直線で不利を受けながらも4着、続く秋華賞でも6着と大崩れしておらず、実績だけを見れば評価されるのは理解できる。しかし、どちらのレースでも僅差で先着を許したセナスタイルが、その後の2勝クラスで4着に敗れている点は気掛かりだ。
この結果を踏まえると、当時のレース自体の世代レベルに疑問が残り、着順ほど高い評価を与えるべきではない可能性がある。現状2番人気まで支持を集めているが、内容と背景を考えるとやや過剰人気の印象は否めず、今回は思い切って消しの判断とした。
ターコイズS2025 買い目
買い目
- 三連単フォーメーション
- 1着:◎○▲
- 2着:◎○▲△☆
- 3着:◎○▲△☆
(計36点)
まとめ
中山芝1600mはクセが強く、展開や馬場次第で結果が大きく変わる“トリッキーなコース”です。そのため一見すると難解ですが、軸馬選びさえ間違えなければ、波乱含みでも十分に回収を狙える舞台でもあります。
特に重要なのが 当日の馬場状態の見極め。
内前が止まらない馬場なのか、それとも外からの差しが届くコンディションなのかで、狙う脚質や枠順の評価は大きく変わります。
これらのポイントをしっかり押さえたうえで、
2025年ターコイズステークスを攻略していきましょう。


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