2025年8月9日(土)に行われた エルムステークス(GⅢ)、8月10日(日)に行われたCBC賞(GⅢ)、レパードステークス(GⅢ) のレース回顧です。各レースの勝因・敗因や次走注目馬も取り上げ、馬券検討に役立つ内容にまとめました。
エルムステークス2025回顧
勝ち馬:ペリエール(牡5/佐々木騎手)
札幌ダ1700mで行われたエルムSは、平均ペースに落ち着いた。勝ち馬ペリエールはスムーズに番手を位置取り直線まで脚を溜め、直線で早めに抜け出すとスッと抜け出し2着を2馬身半突き放す内容。コース適性の高さと好枠を活かした形でした。
好走要因
- 枠順有利(経済コースをロスなく運べた)
- 追走楽な流れで脚を温存
- 小回りコース適性の高さ
敗因が目立った馬
- ブライアンセンス:4コーナーでミッキーヌチバナに外に大きく振られる不利を受けた。
- マテンロウスカイ:後方待機策が裏目。向正面で上がっていくも3コーナーでは下がっていき14着。
次走注目馬
- ブライアンセンス:今回は4コーナーで大きな不利を受けての6着次回巻き返しを期待したい。
- ドゥラエレーデ:スタートで躓き、落鉄しての7着。
CBC賞2025回顧
勝ち馬:インビンシブルパパ(牡4/佐々木騎手)
中京芝1200mで行われたCBC賞は、雨予報だったが良馬場で行われた。
レースは当初ペースが流れるかと思われたが、序盤で隊列がすんなりと決まり、ペースは落ち着いた。逃げたインビンシブルパパが自分のリズムでレースを進め、そのまま押し切って見事初の重賞制覇を飾った。半馬身差の2着には、好位でじっくり我慢し、直線でしぶとく伸びた1番人気ジューンブレア。さらにクビ差遅れて、後方で折り合いをつけつつ直線で脚を伸ばしたシュトラウスが3着に入った。
好走要因
- 外枠からスムーズに先手を取り、マイペースで逃げれたインビンシブルパパ
- 3コーナーでゴチャつき、少し折り合いを欠いて2着のジューンブレアは流石の安定感
- 折り合い課題のシュトラウスは距離短縮で上手く折り合えた
敗因が目立った馬
- ヤマニンアルリフラ:トップハンデでペースが落ち着きあの位置からでは厳しかった。
- ドロップオブライト:スタートは出たがあまり進んで行かず後方からになり良い脚を使うも4着まで。
次走注目馬
- ジューンブレア:道中スムーズならもっと際どかった。
レパードステークス2025回顧
勝ち馬:ドンインザムード(牡3/松山騎手)
雨の影響で不良馬場での開催となった一戦。勝ち馬ドンインザムードは1枠から好スタートを切って番手を確保。向正面で外に持ち出し、直線半ばで抜け出すと、2着に半馬身差をつけて重賞初制覇を飾った。
2着には中団追走から向正面で進出し、直線内から鋭く伸びた12番人気ルヴァンユニベール。さらにハナ差の3着には、2番手につけてしぶとく粘った11番人気ヒルノハンブルクが入り、大波乱の決着となった。
好走要因
- ドンインザムードが得意の左回りで重賞初制覇
- ルヴァンユニベールは内枠を活かして向正面で空いたスペースをスッと上がっていきロスなく立ち回った
- ヒルノハンブルクは軽い馬場が合ったのかしぶとく3着確保
敗因が目立った馬
- ジャナドリア:この馬場ですんなり逃げて6着は物足りない内容
次走注目馬
- ハグ:3番手外で流れに乗ったものの、2コーナーで砂を被って後退。向正面では勝ち馬に内から前へ入られ、さらに3〜4コーナーで4頭分外を回るロスがあった。それでも地力は感じられ、スムーズに2番手あたりを取れ、砂を被らない展開になれば、重賞でも十分チャンスはある。
総括
- エルムSはコース適性と位置取りが重要。
- CBC賞はインビンシブルパパの作ったペースの影響が大きく、後方からの馬には厳しかった。
- レパードSは不良馬場になり大荒れの結果。
次走以降も、今回のレース内容を参考に馬券戦略を立てることで的中率アップが狙っていきましょう。
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